しばいぬたろう

トーマス・クラウン・アフェアーのしばいぬたろうのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『トーマス・クラウン・アフェア』('99)
The Thomas Crown Affair / アメリカ合衆国 / 英語

ピーアス・ブロスナンがスマートなイケメン怪盗を演じ、メル・ギブソンを落とした監察官ばりに仕事のできるレネ・ルッソの恋愛系犯罪物語。
目新しい点は無いし、特筆することもないが、ラストの展開はスッキリとしているため、印象深い作品にはなっている。


大富豪で会社社長のトーマス・クラウンは美術愛好家。
ある日、メトロポリタン美術館に泥棒が侵入した際に、その騒動に乗じて最高額の絵を盗み出した。
実はトーマス・クラウンは、天才的な美術品泥棒だった。
盗まれた絵の保険調査員であるキャサリン・バニングは、鋭い観察眼で早々にトーマス・クラウンに疑いの目を向ける。
彼女は大胆にもトーマス・クラウン本人に接触し、疑っている旨を本人に伝える。
そんな彼女に興味を持ったトーマス・クラウンも、積極的にキャサリンと関わるように。
やがて二人は互いに恋心を抱くようになるが、互いに相手を信用できない歯がゆさを抱えていた。


ピアース・ブロスナンは金持ちの怪盗紳士を演じたわけだが、かなり適役。
ラストの美術品返還シーンは一番の見どころ。

何の特徴もないし、新鮮味もないし、中身のない作品ではあるが、一見の価値はあると思います。
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