ノンフィクションという事で、かなり重い作品だった。
女性としてとても考えさせられる映画だった。
原作も読んだが、100年前の日本にこのような女性がいた事は絶対忘れてはいけないし、そういう事はもっと高…
その昔、ボルネオ島のサンダカンを旅した時に「サンダカン八番娼館」というノンフィクション作品があることを知った。
まだ日本がとても貧しい時代。幕末から昭和初期にかけて海外への売春の出稼ぎに渡った「か…
昔の時代の日本に、海外に売春婦として売られる「からゆきさん」があったというのは知らなかった。まだ年端のいかない時に金や口減らしの為に売られ、それでも故郷が忘れられずやっとの思いで家族のもとに帰ってき…
>>続きを読む2014/9/16
現在のオサキが民族学者の女性に昔の出来事を話しながらストーリーは進んでいく。からゆき時代のオサキ、そしてボロ屋に住まう老婆となったオサキの二つのストーリーが次第に重なっていく。…
このレビューはネタバレを含みます
娼婦としての汚辱、引き裂かれた愛、懸命に稼いで仕送りを続けた故郷の家族の冷淡さ…気が狂ってもおかしくない数々の苦難を乗り越え、生きてきたサキは、決して卑屈でも因業でもなく、少女のような明るさと、その…
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