前半はまったく失速の見せないテンポで、ベルフォートのカリスマ性を強く印象づける。
よくある綺麗事サクセスストーリーとは違い、始終ドラッグとおっぱいという男の欲を隠すことなく見せる部分は好印象。
「金ですべてが動く」
悪役じみた彼の姿だが、それを信じて曲げない姿はかっこ良く、少なからずその行動力に憧れる。
そんな彼が崩れ落ちて行く後半。
失速が著しく、退屈でしかない。
展開は面白いし、その部分こそこの作品で重要な核ではあるが、
だらっだらと時間が流れるため飽きがくる。
ここはもっと編集でなんとかできたのではないかと。
「ドヤ顔でアカデミー賞最有力!」
このキャッチコピーは近年の作品ではかなり面白いし見れば共感する。
この作品がディカプリオでもったといってもよいほど好演している。
カリスマとしての顔と欲に溺れて行くバカ男という二面性の振り幅を最大限に見せてる。
体全身でその自信を表現してる
行為中にいった時の腰のうごきまでw
細部まで素晴らしい演技だった。
これが2時間に収められれば、
いい作品だったろう