なんとも不思議な映画。ラストを除きモノクロで描かれているが、それが私には心地よかった。
自然を敬い、生きている先住民とそういったものは遥か昔に失ってしまった近代人との交流。
難解だが、退屈ではなく、…
unextやFilmarksがなければ、存在さえ知らなかった、地味なコロンビアの映画。
不思議なハーブを求めてインディオとアマゾンを旅する植物学者のストーリー。
モノクロでおとぎ話のようなドキュメン…
<未開社会と文明、せめぎ合いの果てに>
アマゾン流域で一人暮らす呪術師のカラマカテの元に、約30年の時を隔ててドイツ人民族学者とアメリカ人植物学者が訪れた。民族学者は重い病から解放されることを願い…
コロンビアのシロ・ゲーラ監督の長編3作目。
1909年と1940年に著された2人の白人民俗学者によるアマゾン探検日誌にインスパイアされたという作品。
2人の学者は、1909年のドイツ人・テオドール…
植民地化。改めて行為の残酷さを突きつけられる。崇高な文化や信仰も「文明化」によってここまでダメになってしまうのか。人間としてはかえって堕落してる。
アマゾンの密林のモノクロ映像はカッコいい。劇場で…
この映画を観た100人中99人はきっとジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』あるいはその映画化である『地獄の黙示録』を思い出すはず。だけどそれらの作品において、河を遡りジャングルの奥地へと向かう旅路は、あ…
>>続きを読む主人公は滅亡部族の生き残り先住民。若き日はドイツ人と、老いてからはアメリカ人と。2度に渡る聖なる植物「ヤクルナ」を求めてアマゾン川をさか上り奥地に向かう旅を描いた作品。輪郭の明瞭なモノクロ映像による…
>>続きを読む濃い緑と河の流れのコントラストは白黒だとカラーよりもキラキラして豊かに見える。水面に反射した進むカヌーは、そのものを捉えた映像よりも優雅で美しい。
しかし、中盤までは美しい映像以外に追うものがなく…
(C)Ciudad Lunar Producciones