若尾文子、三益愛子、木暮実千代・・。
それぞれの事情、それぞれの人生を抱え「夢の里」で働く遊女たち。
誰が主役ともいえず、それでいてそれぞれが過不足なく描かれている。
テンポよく、時に笑いを挟んで…
この作品のおかげで 赤線地帯 という言葉を知った。
何故、売春婦の仕事をするのか?
それぞれの登場人物にそれぞれの理由がある。
要所要所で流れる、あのおどろおどろしい音楽が耳を離れない。
観た…
まず警官が売春宿に普通にいるシーンが違和感ありまくりでした笑
そうだよね。法律で禁止されてなかったもんね~
それでもやはりこういう仕事についてる人は今も昔も幸せにはなれないみたいですね。
しかし…
寂れていく吉原で生きる女性たちの話。
子供を育てるため、親の借金のため、反抗のため赤線地帯に流れてきた彼女たちをまともな大人も買いに来た客も軽んじている。ヤクザな世界、自分の体を売って生きるしかない…
売春防止法成立間近の吉原を舞台にした群像劇。恐らく現実にもあったろう人生の悲哀をあっけらかんと活写。そこには何の答えも教訓もない。エンディングがまた何とも言えず物悲しく黛敏郎作曲のまるで怪談のよ音楽…
>>続きを読む「赤線地帯」を観る。
NHKBSで。溝口健二監督作品は初めて。
そして溝口監督の遺作になるんですね。
1956年の作品でモノクロです。
赤線とは戦前から戦後の売春防止法施行までの間、
風俗営業が許可…
若尾文子映画祭三作品目。恥ずかしながら、溝口健二監督の作品はこれが初めての鑑賞である。
夢の里という名の遊郭で、様々な事情や思惑から身体を売って生計を立てる女たちのあらゆる生き様に触れる。たとい女た…
【祝!若尾文子映画祭】再レビュー
トークショーにて若尾文子曰く、「お前のその鼻がいけない。素直すぎる」と、数日越しのダメだしの末の溝口健二弁。…いやこれ言われたら腹立つわな…。彼女の通った鼻筋を見て…
溝口健二の遺作。
売春防止法の成立に怯えながら、それでも何らかの理由で売春をしながら生きねばならぬ女性たちのお話。
憧れや恐れ、狡猾さ、時代の移ろい、それとともに女性も商品として流れていく。
ミッ…
©KADOKAWA1956