kahiko

ロッキー・ホラー・ショー タイムワープ・アゲインのkahikoのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

原作はめちゃくちゃ有名で名作だということは知っていましたが、借りる前にとりあえずあらすじだけ調べて「???」となったため、つまんなそう(自分には合わなそう)かな~と思いつつ借りてきてみました。
結果、つまらなくはないけど楽しくもない微妙~な時間を過ごしました…つまらないならつまらないで笑い話にできるんですが、これは何とも…
元々『ロッキー・ホラー・ショー』自体はイギリス映画だったのに、今作はアメリカ映画なんですね。

簡単に書くと、婚約中の男女(主人公)、博士(性別のない星から来た宇宙人)、執事(宇宙人)、メイド(宇宙人)、男女カップル(女は博士の使用人、男はバイク乗り回してるワル)、博士の造った人造人間、婚約中男女の知り合いの宇宙研究してる教授…が登場人物です。
婚約中の男女が山道で車パンクし、電話を借りるため博士の屋敷にやってくるのですが、博士も執事も聞く耳持たず、そのまま頭のおかしい乱痴気騒ぎ系パーティに強制参加。
そして何故か地下で人造人間のお披露目会に参加、そこでついでにバイクで窓ぶち破って乱入してきた男(カップルの男の方)をブチギレた博士が刺殺。
婚約中の男女それぞれに博士が色仕掛け、それぞれ浮気、女の方は更に人造人間とも浮気、しかも現場を某アイドルみたいに婚約者と博士に見られる。
実はバイク男の叔父だった教授が博士の屋敷に甥を探しにやってきますが、宇宙人の研究をしている教授は自分たちを始末しに来たと勘違いした博士が逆ギレ、知り合いの婚約者男女も仲間だろー!ウォー!私の人造人間奪いやがってアバズレがー!と発狂、全員の動きを止め(?)、目が覚めたら皆変態になってて皆で仲良くステージ上でロックンロール!
してたら実は兄妹だった執事とメイドが「博士はやりすぎた、殺して自分らが下剋上じゃー!」と博士と人造人間を殺して星に帰っていく。残された婚約者と教授は変態っぽい恰好のままポカーン、で終わり。

この話を読んで「は?」となった人は、私の説明のせいではなく多分、映画を観ても同じ感想だと思います。
教訓や意味のある話ではないため、「…で?何が言いたかったの?」となるタイプの人には向かないかも。内容はないけど、音楽とビジュアルで魅せる映画だと思います。
もちろん、ジェンダーレスとかバイセクシュアルとか、原作当時のことを考えたら斬新過ぎる内容で考えさせられるテーマ…のはずなんですが、変態さとキャラの濃さのせいでまったく頭に入ってきません。笑

ただ、唯一記憶に残っているのは歌でも衣装でもなく、主人公の女性の声がやたら耳障りだったこと…歌っている時は美声なんですが、Oh~!!だのAh~!!だのキャァ!!だの、叫び声に近い声が凄く多く、自分はかなり不快に感じました。歌声は綺麗だっただけに、これが本当に残念。
気にならない人は気にならないと思いますが、悲鳴の数はホラー映画より多いと思います。これが気にならなければもう少しは楽しめたのかも…(^^;
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