Shizkaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Shizka

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マイル22(2018年製作の映画)

3.4

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インドカーって知らないなあと思ったらアジアの架空の国だったのか。なるほど。それでもロシアの名前は出すんだねぇ。

ストーリー悪くないけど、途中途中で挟まれる査問委員会みたいなのがうざい。別にあんな演出
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.3

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熱に浮かされながらも映画でも見るかと思って、この映画。ドキュメンタリーかと思っていたら映画だった。

2人の関係が相互に影響しあって、かたやパン屋の過去の恋愛か流されて、かたや子供を愛さない頑なさが流
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

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見る前はなぜにアニメ?なぜにポリゴン?と思っていたけれど、見終わった後は実写でなくて良かったと本当に思う。

21世紀になってもまだこんな政府が残っていることにも驚きだ。こんなに声を上げているにも関わ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.1

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最初こそ戸惑ってその設定についていけなかったけれど、最後に全てがつながるミステリー。

なにもかも、今まで出てきた全てが利用され脱出に導く、これは新しい形式のミステリだよ。

ただのオカルトだと思って
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

2.5

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なげえ、、、 とにかく静止画で、間合いを勝負に冗長的にしている。それも味と言っては味だけど、ながいしダレる。たぶんそれも思惑のうちなんだろうけど。

まあだいたい言いたいことはわかった。贖罪で生きる男
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.3

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まあ、女の子のための映画だなーという感じ。異国で、イケメンで、辛口で、優しい、いかにもラブコメ!

アマンダの演技は悪くなかったけれど、ガエルは大袈裟すぎだし、チャーリーは毒舌すぎだし、クレアは綺麗す
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.9

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圧倒的ZENの美で推してくる映画だったけど、中身はどうかな。

たしかにカットカットごと本当にアメリカが考える、シンプルアジアンテイストの美学が暮らし向きはもちろん、風景や空にも表れていた。日本人の考
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

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新海誠の作品はストーリーはいいけれど、押し付けがましい音楽の多用でまったく好きにはなれなかった。しかし今作はかなり控えめでとても見やすい。

その分、壮大さや宇宙規模のナニカは鳴りをひそめてストーリー
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

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アメリカとは思えない静かなサイコホラー。大人2人のとてもとても冷静なものの言い方が怖さを引き立てる。

それが引っ張られているかのようなラスト。子供1人を失ったとて人生が冷静に続いていく。

あの息子
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クロノス(1992年製作の映画)

2.4

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まったくギレルモの悪趣味ったらないよね。グロにどうして少女を合わせるのか。しかも平然とした顔で。

この、ファンタジーにグロテスクなものを加えて、本当は怖いお伽話の実写版を作る手法。昔から変わらないん
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

2.2

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くそ眠い。

やっぱり音楽って大事なんだわあ。ほとんど起伏なく進んでいくお話と、脈絡ない誘拐で見ているのが面倒になる。そして寝る。

起きてもまだ続いてて、久しぶりに早く終わらないかなーという映画に出
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

2.7

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続、と書いてあっても前作と繋がりはないのね。だいぶ時間が経ってから今作を見たので忘れてて良かった。

しかしほんやりと前作の漢字を覚えているもので、今回のマカロニウエスタンはなんか大味だな、という感じ
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アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)

3.9

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ちょっとしたことでどんどんと変わっていくのがたまらない。

あの時の薬莢、ケータイ、誘拐という密室で匿名だからこそできる細かい芸だ。脚本家は細かいところまで気を配って書いているのが伝わってくる。

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ライフ(2017年製作の映画)

4.1

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久しぶりのSF。これが21世紀のエイリアンか、、なかなかやるよ。

最初はほのぼのエイリアンかと思いきや、考えられる限り最悪の着地をするという悪趣味。嫌いじゃない。

エイリアンの造形がいまいちだった
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

3.4

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どうしても「レナードの朝」とか「17歳のカルテ」「カッコーの巣の上で」あたりを思い出して、最後はやはりダメでした、で終わるのかと思いきやまさかの逆転劇。的確な診断をした医師が憎いヤツだったね。

人を
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.6

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うーん、、なるほどねえ。

冒頭からなんか惹きつけられない。なんだか犯人探しがテキトーすぎて、見ている私たちもそんな感じ、テキトー。

だから犯人が捕まらず、あんな結末になることはある意味では意外では
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白い馬(1952年製作の映画)

3.5

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赤い風船と二本立て。こっちの方が生きている分だけあって見応えはある。思う存分馬を暴れさせてるから躍動感とかね、悪くない。

けどこっちもなあ、絵本的ストーリー、特に盛り上がりのない展開、ああ、そう、み
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赤い風船(1956年製作の映画)

3.3

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絵本みたいなファンタジー。

ワンコみたいな風船のちょっとした仕草が可愛い。限りなくグレーなフランスの街並みと赤々な風船が映える映える。

ほんと、絵本を実写化したらこうなるんだろうなぁ、悪意のあるガ
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ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

2.7

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おじいちゃん、いったい何歳なんだろう。あの恩年で自転車に跨ってニューヨークを行ったり来たり。

カメラを構えて朝から晩まではしゃぐはしゃぐ。あんなによく動けるものだ。

それもこれも好きなことに夢中に
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サード(1978年製作の映画)

3.3

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さすが寺山修司、詩的表現を織り交ぜて青春時代の苦々しさを描いている。同じようなテーマなら他にあるが、その詩的表現と少年院独特の寒々しさがこの映画をユニークにしている。

寺山修司ファンならあちこちに出
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.0

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もちろん原作は読んでいるし、辻村深月という天才には敬愛を惜しまない。「冷たい校舎の」からのファンである。当然「かがみの孤城」も大好きである。

だからこの映画のストーリーの良さは保証済みなのだけれど、
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皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(2013年製作の映画)

3.7

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昨日の映画に続いてまたもメキシコの犯罪ものを。映画かと思ったらとんでもない、淡々と事実を映す衝撃的なドキュメンタリーだった。まさか本物の死体やバラバラ遺体が写るとは、、、

どこまでも危険なフアレスで
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闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)

3.8

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うーむ、相変わらずメキシコあたりの汗臭さと無骨な感じはいいなあ。

リアリティがあるだけでなく、雰囲気が伝わってくるよね。風の匂いとか、土埃みたいなものがスクリーンを通して伝わってくる。これだけで何割
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4

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とてもとてもマリオ愛に溢れた映画。とにかくいろんなところにマリオ要素を入れて、なるべく盛りだくさん楽しんでもらおうという、映画、っていうかこのノリ、ディズニーランドに近い気がする。

もちろん足りない
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.6

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なんだかよくわからないけど、とても贅沢だった。

ジュリーと池上季実子の演技がこの時代特有の、下手で上滑りする演技で、菅原文太の迫力と喧嘩していたけど、おちゃらけたジュリーが退屈すぎる人生に原爆を持ち
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

2.6

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時系列をバラバラにしなくても良かったのでは?と思う一方で、ストレートだったら凡百なアクション映画かーという気持ちもあり、さりとて効果あったのかなあ?とも首を傾げる。

ジェイソン・ステイタムが結局何者
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アジョシ(2010年製作の映画)

2.7

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イケメンであることはなにも悪くはないのだが、とても白々しい。やっぱりレオンは髭面だからこそ、感情移入できるんだよ。どうしてもこのキムタク清々しい版ではダメだ。なにをしてても様になるんだもの。

髪が伸
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前回の続編だからどんなもんかと思っていたけれど、まあおもしろい。サイバーを扱うとどうしてもたたPCの前に座っているだけじゃん、となってしまうが、これだけ動きのある映画を作れることがまずすごい。現代のア>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.7

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最初の方こそなかなか興味深く、資本主義と共産主義の対決のようで見ていられたが、エレベーターを降るところから?となってしまい、メッセージに至っては意味がわからなかった。

女の子1人が上に上がっていった
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.6

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戦う、男の物語、戦う! それ自体を楽しんでいるようでさえある。是非もなし、戦闘民族の運命を、ボリウッドテイストたっぷりで味付けした、戦う奴らの物語。

物語の筋らしい筋もないのによくぞここまで書き切っ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.3

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いやあ、なかなかのコメディでグロくて悪趣味だ。

たまにはお気楽な映画を、と思ってチョイスした映画が案外面白かった。わざとらしくないのがとてもいい。

ドリフみたいに自分から不幸に突っ込んで行ったりし
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裏切り者(2000年製作の映画)

3.4

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最初はどうにもならない前科持ちの悪に堕ちていくストーリーかと思っていたら、複雑に絡み合って、最後に勝つ! 不思議な構成の映画だった。しかも大逆転しているんだからしてやったり、で終わっても良さそうなのに>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.4

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ミラマックスといえば80年代90年代のファンタジー系薄い映画の初めに出てくる、Mの字が印象的なアレだよね。よくタッチストーンと組んでいるヤツ。

あれだけ権力があったらそりゃあセクハラもするものなのだ
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.1

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やりたいことはわかるけれど、上手くない。同じテイストならばたぶん三谷幸喜の方がもっと上手く作りそう。

笑いのポイントがあっさりすぎる。いろんなところにタネを蒔いてるのに刈り取りが不十分で笑えない。ち
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.1

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荒野の用心棒よりこっちの方が好き! あれは完全に黒澤明の用心棒だったけれど、これはオリジナル。

ストーリーもしっかり作ってあって、なかなか複雑。クリント・イーストウッドは相変わらず渋いが、もう1人が
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーはありきたりな、いかにも映画になりそうな実話、、なんだろう多分。

だいぶ手前から描いているので前半がとにかくかったるい。めんどくさくなりながらも見ていたが、後半、追い詰められるようになって
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