Shizkaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Shizka

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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.7

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ザ・古典ミステリ。雰囲気も出ていてアガサ・クリスティそのもの。原作を大事にしているのが伝わってくる。ケネス・ブラナーのゴテゴテしたCGモリモリのアガサ・クリスティよりよほど好み。

原作を知らないが故
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

2.3

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アルゼンチンが軍の独裁政権から民主政に変わったことはもちろん知っているが、前の政権が支持されていたというのは意外だった。

どんな政権だからといってもそのうちの何割かは支持しているから政権があるんだよ
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デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

2.6

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ストーリーも甘いし、見せ方も甘いし、演技もなんだかさあ、全部上滑りしてるんだよ。

感情ってものが伝わってこない。役者陣が未熟なのは仕方ないとしても、完全にファッションとしての映画に終始していて、雑誌
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雪の轍(2014年製作の映画)

3.8

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うーん、うーん、うーん、イニャリトゥのような雰囲気を纏いながらも、どこか違う。寒々しいギョレメの奇岩と頑固なジジイがよく似合う、晩年の映画だった。

果たしてジジイはみんなが言うような嫌なヤツなのか?
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ポネット(1996年製作の映画)

2.7

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とても眠かった、、、 フランス映画特有の時が止まったかのようなフラットな作り。音楽もあまりない、本当の日常を淡々と描く手法が、合う時は会う、合わない時はまったく合わない。

今回は疲れていた時に見たこ
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

4.0

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スポーツものはたくさん見ているし、そのどれもがだいたい感動的な終わり方をする。勝って、負けて、良かったね、で終わるんだが、どちらかといえば最後の試合は通過点の一つで、選手だけでなく人間を育てる。ラスト>>続きを読む

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

-

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開始15分、敗退。ダメだ、見てらんない。

どういう筋になっているのか理解できるようなできないようなギリギリの線を進みながら、おとぎ話のような世界観が絶望的に合わない。デルトロならまだ入り込めるんだけ
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.6

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ネタは豊富でそのひとつひとつに精通してなくてはならず、火を使ったり水を使ったり調理する工程がないから、全てに気を使う。この究極のシンプルな食べ物、だからこそこんなに芸術になるのだろうか。

そんなにう
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.2

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ぽんぽん変わってゆく容疑者と会話についていくのが大変、しかもバンバン時代も変わってゆく。これ、ちゃんと着地するのかなあ、と思ったらそういう結末? なんか、なんだったんだろうこの映画。

さんざん引っ掻
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スウィング・キッズ(1993年製作の映画)

2.7

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もっと上手く描けば一角の映画になったんじゃないのかと思うんだけれど、いかんせんアメリカ節が邪魔してくる。

もちろんスウィングなんだからアメリカかぶれなのはわかるんだけどさあ、俳優はドイツ人で揃えて、
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ディープ・ブルー(2003年製作の映画)

1.4

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まーとてもとても眠いんだ。そしてちゃんと寝たわ。

そらそうだよ、なんのストーリーもなくただ海の生態系を見せられても興味も湧かない。

昔からこういうのはNHKであった。とにかく環境ビデオみたいなスク
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笑う故郷(2016年製作の映画)

4.0

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どうして有名人になると取り巻きがいっぱい増えてボディガード引き連れているのかがよくわかる。

有名になって変わったのは確かだが、故郷はあまりに変わらなさすぎた。その故郷への凱旋は、故郷の秩序を乱すもの
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.1

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この執念がイイネ! 韓国映画はこうでなくては。怨みの中にある美学がとても良い。恨んで恨んで簡単には晴らさせない、しつこくしつこく傷つけてボロボロになってもまだやめないのが韓国らしい。

これで犯人がす
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.3

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トリックはなかなかどうして意外で面白かった! なるほどそういう理由で私が殺人犯、そして余裕綽々なわけなのね、納得。綺麗に繋がったいいトリックだった。

刑事の汗臭さ、汚さと対比するような彼の整った顔立
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ナチスドイツというとヒトラー熱狂だけが描かれる中で、それ一辺倒ではない、当時のドイツにもドイツを憂う人たちがいて、行動を起こした人がいて、犠牲になった人たちがいるのだなあ。

その中心人物がトム・クル
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.3

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いまいち、、、結局SFでは感動はしないし、争っているのが高次元で非日常すぎる。

強いのが現れる、でももっと強い力で食い止める、行き詰まったら秘密兵器、それも使いこなして、、その繰り返し。

たしかに
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

コメディ全開の、、アクション? スパイ? いや、やっぱりコメディ?

原作が伊坂幸太郎ゆえに色んなエピソードが詰まっていて、一人一人のバックグラウンドがとてもとても濃い、のだけど、味付けは徹底したコメ
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ファム・ファタール(2002年製作の映画)

3.8

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はえー見事な着地だ! 運転手のおっさん、可哀想、、と思ったけど、カメラマンの写真がここで効いてくるのか。なるほどね〜

運命を握る女のタイトル通りにとても練られた映画。彼女の行動とその捜査、そんなにう
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.4

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おわったよおい、こんな中途半端なところで? うそだろ。

実際にあったスノーデンの告発のドキュメンタリーなのにその後どうなったとか、アメリカの動きとか、語られないで終わるんだ。ちょっといきなり尻切れだ
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東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

3.0

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タイトルさあ、インチキではないよ? たしかに東ドイツから来た女じゃないからさ、東ベルリンから来たって確かに書いてあるわ。でも東ベルリンから来たっちゃあ今いる場所は西ドイツかと思うんじゃないのか、それが>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.1

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なるほど、、、要するにブラザーで扱った、行き止まりが見えている道をゆっくり進んで最後に破滅するということなのだろう。ヤクザ版、ぼくのなつやすみみたいなモラトリアム。

が、とりあえず遊んでいるヤクザが
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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

2.4

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マーク・トゥエインの名作を面倒なので映画で。

両雄いい演技をしていたけど、残念ながらストーリーが悪くていまいち。

ツカミからのれなくて、淡々と進んでいく物語には魅力がなく、まあ、期待した通りの展開
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スペースウォーカー(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アポロ13とは趣が違って、所々チープなセットだったり、ドラマチックに盛り上がってくれなかったりはするけれど、それもロシア流、なかなか良い。

前半はなかなかハマれなくて、かったるい印象が続く。宇宙にい
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エスコバル 楽園の掟(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

今まで知らなかった俳優、ニコはとてもいい演技をしてたが、エスコバル、デルトロ、うーん、怖くはないかな。

たしかに非情で、ファミリーをどんどん殺していくのはそら恐ろしいけれど、声を荒げるとか、迫力があ
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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

おいおいそれでいいのかアンディ、一度は捨てられた男にもう一度行くって。

たしかにダッキーはない。どれだけカッコよく現れたってキング・オブ・トモダチがなにを今更そんな。そもそもあんなバカてよく卒業でき
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ベルファスト(2021年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

面白くないな、まったく。とにかく途中途中で入る曲がかったるい。少年のその時その時の心に焼きついた曲なんだろうけど見てるのが面倒になるよ。

ベルファストのカトリックvsプロテスタントの歴史、テーマとし
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

超伝導が使われていることで見てみた久しぶりのコナン、これはもうジョークなのか? 超伝導トンネルやクエンチやら、それ系のブレーンがついているのだろう、そこの部分だけ理論はしっかりしている。

まあしかし
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか描かれないドイツ敗戦後の世界の中でのドイツ人。しかも地雷を処理するという、「自分で蒔いた種だろ」と言いたくなるテーマだが、ドイツ少年兵に肩入れしている珍しい映画だ。

そしてもうドバドバと死ん
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アイガー北壁(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

非常に濃い登山だった。わたしは「神々の山嶺」では危険登山する人たちを白い目で見ていたし、確かに今回も白い目で見ているが、今回はドラマが非常に濃い。

生きるか死ぬかの極限を見て、しかも映画としてはあま
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

2.9

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昨日見た「リトル・ランボーズ」と同種の夏休みの思い出系映画、今回はぐっと年齢も上がっていいロードムービーかと思ったんだけど、薄い。すぐ忘れそう。

ロシアの男の子がロシアに見えない違和感をずっと引きず
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

少年たちの夏の思い出を夏の終わりに見るのだ、と思って見たが、いまいち感動薄い。

フランス人が思いの外尺をとっていて、友情もそこまで表現できてなくて、なんたら教会とかも入ってて、要素が多すぎるのが原因
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蟹工船(1953年製作の映画)

2.3

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伝わらない映画だった。

まず言葉がわからない。切れ切れにわかるけれど、何喋っているのかわからないのがほとんど。実際の荒くれ者の喋り方はそんななんだろうけれどわかんねえし。

しかもアフレコだよね? 
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.5

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奇跡のようにいい人に仕上がった主人公のキャラと外見がイマイチ合ってない。

全身タトゥーでなければ感情移入も簡単だったのだが、タトゥーにすることによって移民の人生のリアルさが伺える。そりゃ里親を転々と
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

迫力はあるんだけど、、?

音楽がとてもドラマチックでいやがおうにも盛り上がる。空港独特の暗い感じによく似合っていた。

で、最初は音声分析官か必死になって音声をクリアにして真相を突き止めようとするお
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

2.5

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フランスの日本アニメという異色さがなかなか馴染めなかった。日本人同士でフランス語を話しているのが異様すぎる。

アニメだから日本語でフランス語字幕じゃなくてもいいだろうという意図なのかもしれない。
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バスキアのすべて(2010年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

だいぶ間が空いてしまったバスキアの続編。

映画「バスキア」よりもこっちの方がいい。当たり前だけど、本人に迫っている。このフィルムがあると思ってなかったから作られた映画だろうけど、これで全て霞んでしま
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