ライラ

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesのライラのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

非常に現実的で、非現実的で、寓話的な物語です。【人を殺すことができる国】禁止されていないということが「許されている」ということでは無い、と言うのは本質を捉えた深い言葉でした。【コロシアム】妻がキノに国を勧めた理由が分かりませんでした。自身に起きた理不尽なことで、幸福な人生を歩む人々を憎らしく思う彼女に変えてしまったからでしょうか。【迷惑な国】移動する国は清々しい程に迷惑で、「人はある程度他人に迷惑をかけながら存在している」という言葉に妙に納得しました。初めは通せんぼの国の家や土地を失った人々が哀れに思いましたが、通せんぼの国も通行料問題などで迷惑をかけていると聞いて確かにとなりました。【船の国】私自身、船の修理は?となりましたが、それが間違いであると気付かされました。善意で助けたつもりでもそうでは無いことがあるようですね。【嘘つきたちの国】王女と英雄の大義名分による生活に感動しました。5話に出てきた人は全員温かな人たちだと感じました。

喋るバイクがなぜ喋る犬に驚くのか、そこが唯一理解できませんでした。
ライラ

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