平和を祈るヒツジくん

七つの大罪の平和を祈るヒツジくんのレビュー・感想・評価

七つの大罪(2014年製作のアニメ)
4.9
週刊少年マガジンが放つ、冒険ファンタジー!!
澤野弘之さんの「パーフェクトタイム」が最高!サビで盛り上げてくれるアニメは総じて名作。

鈴木央先生の作品はアーサー王物語の要素が色濃い。『七つの大罪』の前作『ライジングインパクト』というゴルフ漫画では、トリスタンやランスロットなど円卓の騎士を模したキャラが多く出てくる。
「アーサー王物語なんて面白いのかよ〜?」と、七つの大罪を見た当時は思っていたが、いざ見てみるとめっちゃ面白かった。
人によって物語の描き方が異なり、いわばアーサー王物語はひとつのジャンルとして体系化している。鈴木先生が惹かれるのも分かる。ほぼ空想の話なのに、今でも人々の心の支えになっている物語だ。
マロリーとかいう梶原一騎みたいなオッサンが、ガウェイン関係の人物を貶めたせいでそのイメージが定着してるのほんとひで。

ヘンドリクセン好き。モンストコラボでの再現度は高くて感動したなあ。

七つの大罪の残念な点は、1シーズン以降アニメ制作会社が変わり、作画のクオリティがガタ落ちしたことだ。
なにもこれは七つの大罪のアニメに限った話じゃない。いまのアニメ業界は火の車であり、アニメをじゃんじゃん作っても赤字にしかならないという現実がある。アニメは日本を代表する大事な文化。国がアニメ業界を支えなければ、衰退していく一方だろう。