なるぷり

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期のなるぷりのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

1期の登場人物たちを土台として、嵐珠、栞子、ミアの3人がそれぞれスクールアイドルとどう向き合うかが展開されている。1期では演出の派手さや一人ひとりのキャラにスポットを当てた進行に惹かれていたが、今回はその3人への、半ば共感のようなものがありながら見ていた。
栞子の話に関しては「自分が舞台に立つよりも、舞台を支える立場に徹する」ことが描かれている。
姉の挫折を目の当たりにし、同じ事態に陥ることを避けたいあまりその決断を下した栞子の姿は、少し今の自分と重なる部分があった。
ただ、かなりコンパクトにまとまった話のため、栞子がステージに立ったときは「ああ先に行ってしまった……」と、勝手に置いてきぼりを食らったような感じになった。
個人的には4話の美里と愛の関係性も共感を抱くところがあり、そちらも「ステージに立つ者」と「ステージに立てなかった者」の対比だった。
それにしても高咲侑の貫きっぷりにはもはや羨ましさもある。嵐珠から、自分の人生を見つめ直せ、と言われてもなお皆のためにあり続ける選択をとった部分に関して言えば、もう少し細かく侑の心情の吐露を見てみたいところもあった。
基本的にキャラクターが多く、それぞれにスポットを当ててテキパキと展開を生む構成のため、「そんな簡単に行くもんなの!?」とは感じるが、まあ、それこそラブライブシリーズの快活さだとは思う。

そういえば、孤独を選ぶ者に対する居心地が良いアニメって自分は見たことないな……
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