ゆりな

ハチミツとクローバーIIのゆりなのレビュー・感想・評価

ハチミツとクローバーII(2006年製作のアニメ)
4.0
豪華な音楽と、登場人物たちの声の演技、絵もきれいだけど、それより耳で楽しむアニメ。

この間、ハチクロの竹本くんみたいな子に会い、そして、あゆの片想いと似た話を聞いて胸がキュッとなって。続編見てなかったの思い出し、鑑賞。

漫画より更に切なさや優しさ、あたたかさが増す〜〜〜〜!
当時、「あゆが真山におんぶしてもらうシーン」「下心なくあゆが森田さんと手を繋いで帰るシーン」こんなの漫画の世界だよなぁって思ってたけど。
いっぱい恋したり失恋したり友情育んだりすると、本当にあるよなぁ、近いものが。村上春樹はいっぺんハチクロ読んでほしい。

全キャラ、性格のギャップがいい。
意外としっかりしてない理花さん、空気を読む森田さん、人に興味なさそうで世話焼きな野宮。

電話で元気ないの気づいているのに、「本当は元気ないよね?」なんて電話口では言わず、会いに行く野宮、かっこよすぎる。なのに、鳥取に向かわせるストーリー、すごいよね。(笑)

以下ネタバレ

・コミックも何回も読み返したけれど、終盤はぐちゃんが怪我をしてからの周りの葛藤がリアルで泣けた。
シーズン2自体「なりたかった自分」や理想と現実のギャップにウッとなった。共感せずにはいられないのだ。

・余談ですが本作がみんな片想いや切ない想いの方がメインで描かれていたため、「3月のライオン」の最新刊にキュンキュンしつつも、物足りなさを感じたりしました。
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