ゆりなさんの映画レビュー・感想・評価

ゆりな

ゆりな

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

もう映画ってこうゆうので本当いいんだよ。
日本舞台がヤバいヤバいと言われていた話題作。実はジョン・ウィックシリーズ、初見なんです。

これに憧れて日本に来ちゃうと間違いだけど、オリエンタルで「ブレード
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.6

ジャズと青と引きの構図。

『20代最後の年、故郷に戻ったライカートが、逃避行に憧れ、アバンチュールに憧れ、アウトローに憧れた、かつての思春期の自身に捧げた「ロードの無いロード・ムービー、愛の無いラブ
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.6

「来年一緒に祝ってよ。」

私は正直「愛とは執着を手放すこと」とは思えなくて。
そもそも本物の愛には執着が生まれないと思ってて無償が近いと思ってるけれど、それでも若者2人のティーンらしい瞳のキラキラや
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マイセルフ(2024年製作の映画)

3.6

ストップモーションとCGが融合した美しいアニメ。体を叩くと音が違うところが不思議で、打楽器のよう。

ルッキズムの世界は、スクールカーストを思わせる何かがある。
辛い描かれ方なんだけど、それこそ同じデ
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オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

3.3

秋のNYやセントラルパークが見たくて。海外ドラマき出てくるような、大きな公園に永遠の憧れがある。

歳の割にはもちろんかっこいいが、みんなに持て囃されるリチャード・ギアのかっこよさが分からない。そこま
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

3.8

「芸術家の日常」とあらすじを観たときに、なぜか「人のセックスを笑うな」を思い出した。
昔に比べて、おうちにいながらもこんなにA24の作品観れていいんですか?というお気持ち。
ケリー・ライカートの映画、
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.7

「始まりはいつも暗いのです」

ついに観るときが来ちゃったか、という作品。
というのは、うちの父は暇過ぎてやることがなくよく酒臭い部屋で映画を観ていたのだが、その中でも小型テレビに映っていて印象的だっ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

面白過ぎた作品は後で解説聞きながら感想を、逃し過ぎたら家でもう一度観てから……なんて思いつつ、二度目の鑑賞はなかなか来ないので早めに書こうね、わたし。

わたし本シリーズのアメコミの漫画らしい、リアク
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.7

主人公の表情は読み取れるのだけど、日本の小説のように感情や思ったことが行動からも読み取りにくいので、凪のような静かな映画。
フランス映画らしさ満点だが、どこか江國香織の小説らしさもあり、35mmフィル
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ドナルドのめざまし時計(1941年製作の映画)

3.5

きちんとブルーの帽子まであるパジャマ着てるドナルド、可愛くないですか。

「明日は早いからもう寝なきゃ」と意気込み、目覚ましがうるさくてワーキャーするドナルド、自分と同じで泣いちゃった。w

お腹の中
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Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.7

「人生を楽しめ。まずはシャワーを浴びろ」

A24作品。貧困や無知は負のサイクルを生みやすいが、そういったネガティブな貧困層や若者の話ではない。
終始ドラッグや下品な会話が続くが、コメディ映画のように
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

あらすじ聞いただけでも「パターソン」のようで、好きな私には案の定どハマり。

まず度肝を抜かれたのが、公式サイト!
写真家としても活躍する監督らしい、ヴィジュアルがドンと出たインスタレーション的でおし
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

「本音を出さないと子育てはクソ孤独よ」

上映されていたときは評価そんなにだったのに、配信始まってからFilmarksで4.0で驚き。

序盤の印象は「この子どうしてこんなにいつも眉間に皺寄ってて、不
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.5

公式サイトに受けたインスピレーションに「インディ・ジョーンズ」「シャーロック・ホームズ」が挙げられていてよく分かる。

声がそのまんまヒュー・ジャックマン。
Netflixで配信のカートゥーン・サルー
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.9

「助けてあげる。
まずは立ちなさい」

観る前から多分良いってもう分かってたよね。
何歳になっても自分の好きなことにワクワクしている人って素敵だし、その姿を見るのが好きだ〜。1950年代のロンドン、フ
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眠れない夜の月(2015年製作の映画)

3.7

こちらのストップモーションアニメは木彫りの人形なので、他の作品よりも和風とゆうか、どこか元祖のNHKみたいな雰囲気。
それもそうだよね、むかしのNHKの子供向け番組の人形って木製だったと思うし。

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HIDARI(2023年製作の映画)

3.8

こ、これはかっこよすぎる……。

たまたまハマった八代健志監督の作品を見ていて、たどり着いた最新作。ほぼ日で取材されており、本作はパイロット版、2028年に長編映画で公開目指してクラファン中……とのこ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.7

『エルヴィスの「ブルームーン」を聴いている時間は共通』の3つの話。

正直、みんなほどジャームッシュのファンじゃないのですが、乗っけからまさかの日本人キャストでびっくり!
そしてジャームッシュが撮る日
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ノーマン・ザ・スノーマン ~流れ星のふる夜に~(2013年製作の映画)

4.0

「どうしよう、じゃなく、どうしたいんだ?」

まさかの続編の方がウルっと来た。
少年ちょっと大きくなった?と思ってたら、同じく冒頭でノーマンが「身長伸びた?」と言ってた。

前作に引き続き、雪だるまの
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ノーマン・ザ・スノーマン ~北の国のオーロラ~(2013年製作の映画)

3.8

人形アニメーションなのだけど、粘土っぽいポテポテした感じがピングーみたい〜〜!めちゃくちゃ可愛い!

ストップモーションアニメ大好きだけど、最近のは映像がまぁ綺麗すぎて、このあたたかみがいい。
最初の
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

「あの昆虫みたいに体だけが残る。でも今頃森を飛び回っているよ。もうすぐパパも体だけが残る。でもそばについているよ、空中でね。
パパの姿は見えないけど話しかけて。パパは聞いてる。今みたいにパパの声は聞こ
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REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.6

確か1は今は亡き三軒茶屋シネマでおじさんに囲まれながら、他のアクションの二本立てと一緒に観た。
サラの顔、どこかで見たことある気がしたら、数日前に観たばかりの「フライド・グリーン・トマト」に出てた。そ
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.8

「昼から飲むのが好きなの」

5年おきくらいにキャスト変わってでも製作された方がいい。
これ、製作総指揮にドリュー・バリモアがいるのね!

最初のクリスティン・スチュワートのアクション、キレ良すぎて痺
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.8

「人生で一番何が必要か、おかげで思い出したわ。友達よ」

新年からいい映画に出会えた。
「違国日記」で出てきて観たいと思っていたけれど、それより前にどこかでクリップされていた。1990年代の映画特有の
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.7

私の映画視聴って、どこかリレーのように繋がっていて。
年明けに小松菜奈の新CMを見たのと、「ソルトバーン」がお屋敷だったからか、視聴。

そう、去年話題になったCHANELの小松菜奈の撮影、本作がモデ
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

不気味ながら、切り取られるワンシーンワンシーンが昔の鬼才監督の映画のような美しさ。エメラルド・フェネルはこうでなくっちゃ。
男女問わず、この映画好きな人は好きだと思う。

すっごいイケメンいると思った
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

「良かった」と言う人の前で言うのは憚られるけど、ディズニーのアニメ映画は大抵毎回楽しみにチェックしている身としては、近年稀に見る低スコアだった。

これが「ディズニー」と期待していなかったら別かもしれ
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ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~(2021年製作の映画)

3.6

クリスマス終わるど、って言う25日の23時に駆け込んで見させていただいた。 

あはは、羊が集合して雪だるまになってるの、可愛い!クリスマスの街のシーンとか、すごい凝ってるのに、ストップモーションアニ
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王子と踊り子(1957年製作の映画)

3.7

マリリン・モンローって別れ際が一番美しいんです。
わたしは「七年目の浮気」が一番好きなんだけど、次いで二番目に好きなラストだった。だがこちらは切ない。自分の選択だもんね。

いよいよマリリン・モンロー
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

途中のナンバーでティモシャラがギャルソン(ウェイター)に変身するんだけど、かっこよすぎて、思わず悲鳴が出そうになったのはわたしだけですか?いや、絶対違う。

小中学生の頃に出会いたかったなぁ!前評判で
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

「答えは2だ。僕たちと同じ」

そう、バーンスタインというと偉大な指揮者で、日本の小澤征爾や佐渡裕の師匠のイメージ。私もずっとピアノを習いクラシックコンサートにも行っていたので、クラシック業界はお堅い
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.7

なぜか観てなかったらしい。ステイサムが堂々主演なだけで眼福。年明け、新作やるど。

新しい仲間と若手を集めまくる新展開、いいじゃん!新しい「ハーレイ・クイン」みたいじゃん!

メル・ギブソンの悪役さす
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.7

ホリデースペシャルが面白かったので。
観なきゃいけないマーベル、無限にあるのだけど、私はやはり王道よりデップーとか少し外れた奴が好みみたいw

クリス・プラットだけ全然人間なので、宇宙人に囲まれすぎて
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プチ・ニコラ パリがくれた幸せ(2022年製作の映画)

3.7

私は新宿武蔵野館の上映ラインナップに絶大な信頼を置いているので。(笑)

休日に「何観ようか」と迷ったところで、新宿武蔵野館で上映されているのをたまたま知りGO。

まず予告編の通り、60年代のパリを
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

もし、自分が生まれていなかったら。

アメリカでは毎年クリスマスに放送されている映画。

あらすじを見ると「クリスマスの日に自殺しようとした主人公を天使が助け、いなかった世界を見せる」たられば的なのが
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

3.6

ドリュー・バリモアの映画、江國香織の小説と同じで全部観たいけど、全部観終えてしまうのが惜しいんです……。

冒頭のスターたちの歌とパフォーマンス、絶妙にダサくて、既存のどのアーティストをディスるわけで
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