ゆりなさんの映画レビュー・感想・評価

ゆりな

ゆりな

宇宙兄弟#0(2014年製作の映画)

3.7

そう、私とムッタ2歳違いでほぼ同世代なんですよ。

「宇宙兄弟」は、大学時代に放送毎週観てたのですが、どこまで観たか忘れてしまい。
でも全部観たいし今更漫画も追いたい……と思った矢先0に気付き。

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リスのコールタール騒動(1950年製作の映画)

3.5

これ短編のなかでもかなり面白くてお気に入り!
小さい頃に見ていたらまた感動が違っただろうなぁ。

ドナルドよりもチップとデール(まさかのリス呼ばわり)がコミカルで主人公らしさがある。

トムとジェリー
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映画 おいハンサム!!(2024年製作の映画)

3.8

楽しみにしてたドラマの映画版。
結論から言うとドラマの方が面白かったのですが、それでも映画化してくれてありがと〜〜というお気持ち!
ドラマの続編もお待ちしてます。

悪くないのだけど、映画版だからと言
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ドナルドのD.I.Y.(2024年製作の映画)

3.4

ショート作品のドナルド、基本ふんだりけったりで、確かグーフィーも似たような目に遭う回あったはず。

何度も車で工務店に足を運ぶ姿がキュートだが、海外でホームセンターって「D.I.Y.」と看板立ってるの
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.5

藤野が京本に嫉妬したみたいに、私は音楽担当のharuka nakamuraに昔から嫉妬している。

2024年上半期のベスト2です。
「哀れなるものたち」「ルックバック」「フュリオサ」。
今、haru
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

2.0

スピッツの主題歌聴きたさに。
わたし、「ペンギン・ハイウェイ」の石田監督が合わないんだと思った。

これ昨今の若年化している性犯罪や今の時代だったらコンプラ的にNGだろと思ったが、10年前の作品なのね
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

「生きる LIVING」に並ぶ、2023年No.1映画。
音楽をやったことある人も、部活や何かしらに打ち込んだことがある人も。全員に贈ります。

上原ひろみのピアノにドラム石若駿かよ!
本当に石若駿が
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.8

私がもう一生体験できなくて、悔しい想いをしている(たまにマウント取られる)経験に「上京」がある。
そこに付随するのが「ショッピングモールでの青春」があるんですよ。

中高生の昔話するとき「遊び場はイオ
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オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター(2004年製作の映画)

3.8

元はそこまで興味なかったのですが、4K版の感想コメント見てたら、「絶対観るぞ」に変わってたよね。1人でサクッとの予定が、母を連れて行くかまでに。

最近映画館に思うことは、やっぱり「音」。
自宅はbo
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.7

恋愛はタイミングだと悔しいくらい心底思うけれど、私的には一生の友情だって尊いよ。

MVみたいに綺麗な映像とテンポ感で観ていて心地が良かった!あと選曲がかなり良い。
浮かれたラブコメかと思いきや、ラブ
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ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー(2023年製作の映画)

3.8

音楽をやっている人に刺さる内容でしょ、と舐めていたのですが、日常を生きる全ての人に刺さる映画。
主演はジョン・バティステだけど奥さんのスレイカの物語でもある。
「アイ・アム・サム」のように音楽が基点に
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

町山智浩が「シルク・ドゥ・ソレイユが時速200kmで走る映画」と評していて、その通り過ぎて頭から離れなくなってしまった。

まぁ普通に面白いんだろうけど〜と期待値高いような低いようなで観たら大当たり。
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

終始「🥺」の顔で観た。
誰もが加害者になりうる、悪意のない一言が誰かを傷付ける。

「怪物」というタイトルを付けなくても、この作品は成立したけれど、でもそこで「怪物」とつけ怪物ゲームまで展開させたこと
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バーバー吉野(2003年製作の映画)

3.5

昭和レトロな感じが可愛くて愛おしかった。
それにしてもこの2年後に「かもめ食堂」ってすごいな!

ストリートギャング セサミストリートにたどり着くまで(2021年製作の映画)

3.6

平野紗希子さんのポッドキャストにて。
彼女のブランド「ノー・レーズン・サンドイッチ」がクッキーモンスターとコラボしており、その話経由でおすすされていた本作。

ただの悪口なんだけど、「セサミ・ストリー
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市子(2023年製作の映画)

4.0

予告からは、ねほりんぱほりんの「戸籍がない人」の回と、最初の白骨化されたニュースの時点で、これ「夏目アラタの結婚」を予期させた。

令和とは思えない、古めかしいアパート。
緊張感ある邦画あるある音楽が
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破局(1961年製作の映画)

3.7

デイミアン・チャゼルの「バビロン」観た後にサイレント映画は沁みそうだなぁ……と勝手に鬱になったけれど、こちらハリウッドでもなく1960年のフランス映画だった。

メインテーマが頭に残る。

他の短編は
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

栄華と衰退の国の「ラ・ラ・ランド」。
ずーっとバチバチの閃光の中にいたような感覚。

映画好きな監督が、明るいだけじゃない、闇や影の部分も描いた大作。
これはフィクションでも、本当にネリーやジャック、
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

山内マリコ、エッセイは共感しまくれる面白お姉さんなのに、文学になった瞬間に生まれる繊細さが好きだ。
だから観る前から、多分ハマるって分かってたよね。

「あの子は貴族」。ただ東京生まれというだけで年々
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

公開当時、TLが鈴木亮平で埋まった本作。
漫画版の序盤はアニメのイケてるシーンまとめと違ってかなりセクハラでコンプラ危なめだが、マジで漫画版から肩幅も身長もそのまま出てきたな、鈴木亮平……?

出てく
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.6

Netflixシリーズなのは分かるけど、映画館でやってくれてもいい気するよね。

小中学生の頃、映画館で観れたらワクワクしたんじゃないかなぁ。
ちょっとやりすぎ、説明しすぎで大袈裟なところがあるから、
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絶好調(1965年製作の映画)

3.7

チャップリンの今の長編映画のまとまったパッケージデザインが好きなのだけど、エテックス作品もだいぶ可愛くて、映画の中でも早くも大好きなデザイン!

本人がイラスト描いたりポスターデザインしていたからもあ
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マスク(1994年製作の映画)

3.7

無条件に頭空っぽで観れて、でも観終わったあとは「楽しかった!」と思わせてくれて、ディズニー映画で当たったときのような気持ち!

OPから「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思わせるような古めかしさが良
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.7

生きることや仕事に疲れたら、何度だって観たい名作。

映画館を出ながら考えたのは「この感動をどうやったらずっと閉じ込めておけるかな」だった。うわ〜〜〜ありがとう町山智浩!!
用事が早く終わり、寝ちゃう
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

観終わった後、まず感想としては「今までのノーラン作品全部混ぜたよね?」

公開初日はチケット取れないよな〜と数日前に覗いたら、まさかの空いてました。みんな有給を取ってまで観に行くものだとばかり。

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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

3.7

元々「ヨーヨー」がリバイバル上映されていたとき、ポスターの可愛さから気になって。
こんなんチャップリンみたいじゃん!と思ったら案の定、チャップリンリスペクトだった。

チャップリンの短編映画よりものん
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.4

最後のセリフがなかったら100点。

チル系?Lo-fi系?のシティポップでアニメがよく使われているイメージの本作。

小さい頃からなんとなく「大人じゃないとつまらないだろうな」と思ってたが、30代で
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ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版(1993年製作の映画)

3.6

なんと今年初映画館でした。
私は一度面白い映画を引くと、見続けるのに、一度ハズレを引くと遠のいちゃうんだよね。

世界観やあの可愛い待合室が大好きな恵比寿ガーデンシネマで、やっぱりぴったりなロッタちゃ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

設定がまさに年度末と新年度の物語なので、今観た方がいい!!!

あまり期待せずに見始めたけれど、さすが辻村深月の原作なのでストーリーが面白くて、スルスル観てしまった。
分かりやすく伏線を張っているから
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

切ないラストで描かれがちな「フランケンシュタイン」の物語が、こんなハッピーエンドで綴られるなんて!
2024年間違いなくベスト1映画だし、今年だけじゃなくて、今後もかなりお気に入りの作品。

町山智浩
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彼方に(2023年製作の映画)

3.8

たった18分だけど、最後には泣きそうで鼻がキュッとなった。

今年アカデミー賞をノミネート時点から全然追えていないなと気付き。
これ長編映画じゃないんだ、むしろ長編になっていてもおかしくない脚本。
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NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.7

「哀れなるものたち」ですっかり虜になってしまったので。音楽の不気味な感じ、本作はチェロリストという役柄も相まってより不気味さが出てる。

セリフ少ないので英語中級レベルの私でも、おおよそのあらすじだけ
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子連れじゃダメかしら?(2014年製作の映画)

3.7

もうドリュー・バリモアが出ている映画、見終えてしまうんだな、困ったな。

子持ちのカップルが試行錯誤する話かと思ったら全然違った!w
恋愛要素はあまりない、バチボコにコメディです。

なんと言っても普
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.7

「君は信念を持っている。正しさと間違いの区別ができる。
覚えていてほしい。お父さんとの関係が、君のそうした部分を培った。」

この映画を観た誰もが「わたしも、わたしのロジャーさんに会いたい」と思うこと
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

もう映画ってこうゆうので本当いいんだよ。
日本舞台がヤバいヤバいと言われていた話題作。実はジョン・ウィックシリーズ、初見なんです。

これに憧れて日本に来ちゃうと間違いだけど、オリエンタルで「ブレード
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.6

ジャズと青と引きの構図。

『20代最後の年、故郷に戻ったライカートが、逃避行に憧れ、アバンチュールに憧れ、アウトローに憧れた、かつての思春期の自身に捧げた「ロードの無いロード・ムービー、愛の無いラブ
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