のり

天元突破グレンラガンののりのレビュー・感想・評価

天元突破グレンラガン(2007年製作のアニメ)
4.3
数々の試練を乗り越えて、1人の少年が漢へと成長していく物語。

地下で暮らしていたシモンは、兄貴と慕っているカミナに地上に行こうと言われていた。カミナは実際に、詳しくは覚えていないが、幼い頃父と共に地上に行ったことがあるからだ。

突如、シモンたちが暮らしている地下に顔のデカイ物体とヨーコが落ちてきた。顔のデカイ物体はガンメンと呼ばれていて、獣人が操っている乗り物だった。ヨーコは地上のことを知っていて、ガンメンに対抗する勢力の1人。偶然にもシモンは地下に眠っていたガンメンを見つけて、そいつで相手のガンメンと共に地上へ。そして、シモンたちは地上でガンメンと闘う日々が始まる。

シモンはカミナのことを兄貴だと言って、いつかカミナみたいになりたいと背中を追っていた。しかし、カミナは闘いの中で敗れて死んでしまった。カミナはグレン団のリーダーでもあったがもういない。共にグレンラガンに乗っていたシモンがリーダーとなる。カミナの死によりメンタルが崩壊していたが、カミナの言葉を思い出し乗り越えていく。兄貴の背中を追っていただけの少年が、覚悟を決めて大きな一歩を踏み出す瞬間。

シモンがカミナのことを慕っていたのは見ていれば分かるけど、カミナもまたシモンに助けられていた。以前に道が塞がって誰もが諦めかけていた中で、シモン1人だけが諦めずに穴を掘り続けていた。それを見ていたからこそ、カミナも諦めずに生きることができた。カミナが、シモンに笑われないような奴にならなくてはと思っていたこと、想像以上にシモンに対する熱い思いが垣間見れた。これが漢の友情ってやつ?ちょっと違うけど、お互いに認め合っていたこの関係が激アツすぎた。

シモンが愛したニアは、アンチスパイラルのメッセンジャーの役割があった。アンチスパイラルに囚われてしまったニアを助けるために、シモンたちグレン団は地球の外へと出る。
アンチスパイラルを倒すとゆうのは、同時にニアを失うことでもあった。シモンはそれを分かった上でアンチスパイラルと闘って勝利して、最後にシモンとニアは結婚式を行いニアはいなくなる。このシーンで泣かんやつおる?って思ったし、悲しさと幸せが混じりあっていた。
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