映画ケーン

CLANNAD -クラナド-の映画ケーンのレビュー・感想・評価

CLANNAD -クラナド-(2007年製作のアニメ)
1.5
「親というものは子供に自分の夢を叶えて欲しいものなんだ」と渚に演劇をやる事を推すんだけど、それで良いのかな。スピノザは「親はその子を単に名誉及び妬みの拍車によって徳へと駆るのを常としている」と言ってるし。
まぁ、子供がどうするかは別として親ってものはそれでも良いのかもしれない。でもどこか考え方が古い様な気もするんだよな。お母さんが常に敬語なところからも。

主人公の行動原理がハッキリしないから物語を捉えづらい。何の話なのか。
「人生」と言われるのは単に物語の焦点がボヤけてるからじゃ。
「人生」っぽさはまだ無い感じ。


番外編、『智代編』
あれ、ラストはてっきり別れたままで、朋也はそれとない家庭を築いて、智代は海外で活躍なんかして、「もう手の届かない存在になってしまった」みたいなビターな終わりかと思ったらそうじゃなかったのは驚いた。
何かの批評で「『君の名は。』は『時をかける少女』のラストで出会うバージョンだ」って言葉を思い出した。
アニメはやっぱり理想を描くものでしかないのかな…
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