クロ

BLOOD+のクロのネタバレレビュー・内容・結末

BLOOD+(2005年製作のアニメ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

昔のアニメを見返す旅の内の一作。古い作品ではありますが、今アニメを見ている世代にもちょっと古いなーくらいで見られる作品な気がします 。あと、ディーヴァの歌がとてもいい。

この作品こんなに長かったのかと驚きました。今のアニメだと何クール分 … ?とことん「愛」を追求していく作品です。まずは家族。化け物を突然預けられ、娘として育てることになったジョージパパ、恋に近い感情を抱いていながら最後まで家族で居続けたカイ兄ちゃん、家族としての愛情が血によって変質したリク。次が恋情としての愛。ソロモンとハジ、どちらも愛情にかわりはないけれど方向性が全く違うんです。小夜を中心にした愛以外にもシフ、シュヴァリエ、赤い盾、それぞれの想いが丁寧に描かれていてよかったです。
何が悲しいって人間の敵である翼手の二人が一番人を恋しがっていたっていう。ディーヴァに家族がいたら、姉妹二人が初めから姉妹として育っていたら…。つい考えてしまいます。ディーヴァにとっては初めての友達であり唯一の家族、小夜にとってはもう一人の自分であり唯一の血の繋がった家族ですし。しかし、ネイサン…、危うくじんと来た気持ちが吹き飛ぶところでした。
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