エピソード02
香貫花が来た

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あらすじ
イングラムへの機種転換と、新入隊員の配属にともなう配置転換のため、養成学校にて研修を受けていた第2小隊の隊員たち。その最終日に模擬戦が開催されることになった。
模擬戦の結果によって、今後の配置が決まると聞いた野明は、<イングラム>に乗り込みたい一心で大ハリキリ。しかし、第1小隊で評価の高い先輩格の五味丘と、ニューヨーク市警から特車二課へ研修にやってきたパイロットセンス抜群の香貫花が特別参加することで、前途は暗くなってきた。
開始されるトーナメント形式の模擬戦。1回戦はあまりまともな戦いがなかったが、結果は野明と太田、五味丘が勝利する。
その3人に、シードの香貫花を加えて行われる2回戦。まずは野明と太田が対峙、太田
がフライングして仕掛けるが、それを読んでいた野明が一撃を決めて勝利。
次は五味丘と香貫花の番となるが、彼女はそれまでの戦いを下品だと語り、レイバーで一本背負いをやってのけて勝利する。呆然とする五味丘と一同。
決勝戦は香貫花と野明。自信はまったくないものの、前向きに対戦する野明。間合いを取って仕掛けるが、香貫花はその攻撃をすべてかわして逆に技をかけてくる。なんとかそれらをしのぐ野明。試合は硬直戦の様相を呈していく。電池切れの直前、ヤケになった野明が一か八かの突撃に出、香貫花の機体を押さえ込んだ。ところが、審判の佐久間教官は香貫花の勝利を告げる。
抗議の声を上げる野明。動力を残した香貫花に比べ、無駄な動きで動力を使い果たしたと指摘され、負けを認めた。
しかし善戦の成果が認められ、彼女は見事に1号機パイロットの座を射止めたのである。