エピソード04
魔の山へ行け!

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あらすじ
澄み渡った空と、豊かに茂った山の緑。その中を闊歩するハイカーたちが発見したものは、局所的になぎ倒された木々と、激しく破損した<クラブマン>であった。そして、森の中から聞こえてくる不気味な唸り声。何かがいる。それも、レイバーを行動不能にしてしまうような恐ろしいものが。彼らは荷物を放り出して一目散に下山、警察へ通報するのであった。
110番のオペレーターはいたずら電話だと思い、一度は通話を切ろうとするものの、上司の気分的な命令によってこれを受理し、特車二課へと回してくる。怪獣退治と色めき、現場へ向かう第2小隊を待ち受けていたものは、無惨に押しつぶされてしまった所轄警察署のジープだった。
やはり怪獣はいる!生きたまま捕らえて、地元振興の目玉にしたいと語る所轄の警官。しかし野明たちは、一体どう対処すべきなのかと思案を巡らすのみ。取りあえず、後藤は警官の言葉を尊重して1号機と2号機で挟み撃ちにして捕らえようと考えるが、後は成り行きにまかせるしかないと決め込む。
大騒ぎしながら山中を突き進む太田の2号機。その騒ぎに驚き、怪獣が飛び出してきた!が、その傍らにはまたも1体のレイバーが見え隠れしている。
なんとこの怪獣は、近在の製薬会社の実験動物が巨大化したものだった。それを内密に処理しようと思って使用された<クラブマン>が、返り討ちにあった、というのが事の真相だったのである。