機動警察パトレイバーの5の情報・感想・評価

エピソード05
暴走レイバーX10
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あらすじ
富士山麓の森の中で、陸上自衛隊の97式装甲戦闘レイバーと激烈な戦闘を繰り広げる、試作戦闘用レイバー<HAL- X10>。その機動性と強力な装備によって<X10>は次々と陸自の包囲網を突破するが、その内部に人の姿はない。無人での運用が目的で製造された制圧戦用レイバーなのである。それが、評価試験中にプログラムが暴走し、勝手に戦闘を始めてしまった。 焦る自衛隊の指令官。極秘裡に開発していたこのような機体が人里に降り、一般人を殺傷するような事態も十分考えられる。しかし自衛隊が大規模に活動すれば、何事が起きたのかと、それだけで世間の注目を集めかねない。もはや陸自独自での処理は不可能である。 第2小隊に、その尻拭いの役が回ってきた。理由も聞かされず、御殿場へと出動させられる一行。不審な思いに駆られるが、地元の警察も明らかにウソとわかる理由で道路封鎖を命じられていることを知り、上層部が何かを握りつぶそうとしていることだけは確信する。 ようやく下される命令。国道138号線を暴走している無人のレイバーを制止せよ、というだけのものだったが、後藤はレイバーが軍用であることに気付く。一同は造成地で<X10>を取り押さえようと試みるが、無人とはいえ重装備の軍用レイバーに正面から向かっても勝てるはずはない。そこで遊馬が無人のコクピットに侵入して、内部から停止させる作戦が立てられた。 2機の<イングラム>で<X10>の動きを封じ、その隙に遊馬がコクピットに侵入、起動ディスクを抜き取って機体を停止。ホッと胸を撫でおろす一同。後藤は上層部へのせめてもの嫌がらせとして、停止した<X10>をそのまま放置して撤収したのであった。