機動警察パトレイバーの13の情報・感想・評価

エピソード13
殿下お手柔らかに
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あらすじ
中東の産油国・オアシスより、皇太子のウル王子殿下が“おしのび”で来日した。第2小隊に体験入隊することが目的だったからである。将来、母国にレイバー隊を設立するための視察というのだが、殿下はどう見ても、ただのレイバーマニア。よく聞けば『News Week』で写真を見て以来、<イングラム>に夢中とか。しかし「この機体には強さの中に優しさがある!」などと言われた野明は大喜び。二人はたちまち意気投合するが、遊馬は何となくおもしろくない。 殿下が特車二課でカップラーメンに感謝したり、初めて<イングラム>を操縦して、無邪気に大喜びしている頃、東京テレポート事件(TV第10・11話)で捕獲された<ブロッケン>の1機が盗まれる、という事件が起きていた。タイミングからして王子を狙ったテロの可能性もある。警戒する後藤。おりしも殿下の身代わりとして、代々木の放送センターを見学していた従兄の王子を狙って、<ブロッケン>が渋谷に出現した。ただちに現場に向かう第2小隊。殿下も後藤を強引に説得してこれに加わった。しかし本物の殿下が第2小隊にいるという情報は、既にテロリストに渡っていた。<イングラム>と野明を気づかって<ブロッケン>との格闘現場に向かうところを狙撃される殿下。野明はとっさに傷ついた殿下を<イングラム>のコクピットに収容するが、狭くて身動きがとれず機器のコントロールができない。しかし殿下は野明の手の届かない部分をカバー。ふたりのコンビネーション・プレイでみごと<ブロッケン>を倒し、テロリストも逮捕された。 そして帰国の日、皇太子としての自覚も多少、身につけた殿下は、アルフォンスの起動ディスクのコピーと、カップラーメンの山をおみやげに去っていったのだった。