エピソード16
小隊 海を渡る

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あらすじ
札幌の雪祭りの設営協力に駆り出され、はるばる北海道に来た第2小隊。レイバー隊や警察のイメージアップを図る作戦らしいのだが、北海道民の評判は冷たく、“首都圏の破壊神”とまで言われる始末。それどころか<イングラム>の足元にビニールシートを投げこみ、転倒させる少年まで出てくるほどだ。おかげで野明たちは作りかけの雪像を壊してしまう。いたずらをした少年はサトルといった。レイバー隊の出動に巻きこまれて家を壊され、東京から転校してきたサトル。大のレイバーファンだったが、そのおかげでレイバー嫌いになったという。サトルを担当している教育実習生は、野明の高校時代のバスケ部の先輩・木山であった。彼女までが、野明が第2小隊所属と知って「恐ろしい」と言い出す始末。
そんな中、事件は起こった。実は第2小隊が札幌に派遣された目的はこれだったのだ。過激環境保護組織・地球防衛軍の下部組織“山の小屋”による雪祭りでの犯行を阻止する。会場からは菱井製の<レックス2500>2体が盗まれていた。1体は昼間のうちに会場で爆破、もう1体が会場の隅で活動していたが、その夜、発見。第2小隊は雪像に多大な被害を出しながらも、テロリストを取り押さえたが、彼らは既に会場に時限爆弾を仕掛けた後だった。爆破予定は昼の12時。
第2小隊必死の捜索が始まった。犯行予告の文面から、爆弾が仕掛けられた雪像は開発公団出品の「城」(バビロンの城)であると後藤が断定。そして木山に連れられて会場に来ていたサトル少年が爆弾の場所を発見。野明は精密作業用のモーション・コントロールで爆弾を排除するのに成功し、サトル少年の信頼を回復したのだった。