機動警察パトレイバーの25の情報・感想・評価

エピソード25
春の嵐
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あらすじ
香貫花の帰国後、2号機の指揮をとることになった進士は胃痛に悩まされていた。太田は指示を聞かないし、進士自身も瞬時の判断力を要求される現場は苦手だった。今日も指示を出すのが遅れたために、太田に無用の暴走をさせたところだ。 そんなとき、進士の前に女性のヘッドハンター・吉川が現れた。コンピュータ・ソフト開発を専門とするベンチャー企業が、部長職と現在の3倍の年棒を保証するというのだ。とまどう進士に、吉川は「あなたは現在の職場で必要とされているのか」と問いかける。脱サラまでしてなった警察官だが、最近の失態で適性に自信が持てなくなっていた。 妻の多美子に言い出せず、ひとり悩む進士。ところが、吉川から転職の件が多美子の耳に入ってしまったから大騒ぎ。自分に一言の相談もなく、しかも知らない女と転職話しを進めていたというので、多美子はカンカン。 実は進士のヘッドハンティングを依頼していたのは、商社マン時代の上司・井崎だった。迷う進士に「自分を過小評価し過ぎる」と迫る井崎。進士は押し切られるようにして転職を決意した。 翌朝、辞表を提出しようとしたとき、出動命令が下った。 暴れ回る<タイラント2000>。現場をしきる機動隊は苦戦しているにも関わらず、縄張り意識から第2小隊を現場に近寄らせない。機動隊員たちに罵倒され、いきなりキレてしまった進士。指揮車を暴走レイバーの足元に突っ込ませて足止めをし、近すぎるとためらう太田機をどなりつけて発砲させる。一同が唖然としている間に、事件は解決してしまった。 すっかり自信を取り戻し、警察官を続ける力が沸いてきた。だが家には、転職のため、引っ越し支度をする多美子が待っているのだった。