エピソード28
怪しい二人

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あらすじ
非番の日曜日、遊馬と野明は揃って映画館に出かける。野暮な遊馬は、映画を見た後のことを何も計画していなかった。喫茶店では映画のパンフを読むだけ。そこで足を運んだゲームセンターで、二人は「パトレイバー」なるゲームを見つける。野明はさっそくプレイするが、あっという間にゲームオーバー。
そこへ、内海と名乗る男が声をかけてきた。内海はお手本とばかりに「パトレイバー」をクリアしてみせる。野明は再び挑戦するが、やはり玉砕。結局、野明は内海が連れていた少年・バドに仇を討ってもらう羽目になった。
内海はシャフト・エンタープライズの企画7課の課長であった。企画7課は、採算を度外視した高性能レイバーを製造中であり、バドはこのレイバー<グリフォン>のパイロットだった。内海のターゲットは、第2小隊の<イングラム>の動作パターンと過去のディスクを集積した起動ディスクだ。実は<ファントム>を送りだしたのも(TV第11話)、この企画7課なのである。
彼らは、今後の敵である第2小隊をこの目で見ておきたいと、臨港区工事現場でテロレイバー<サターン>を暴れさせる事件を仕掛けた。もちろん、第2小隊は内海らからマークされていることなど知らない。罠にかかった野明が現場に到着。突進してくる相手レイバーの攻撃を紙一重でかわし、器用にワイヤーを利用してこれを転倒させる。しかし犯人は煙幕を張って逃走、その目的は野明たちにとっては結局不明のままとなってしまう。内海たちは、<イングラム>の性能とパイロットの力量を確認し、相手にとって不足なしと確信していた。