エピソード29
特車二課壊滅す!

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あらすじ
陸の孤島の埋立地に立地する特車二課。そんな彼らの食料事情はハッキリ言って最悪である。唯一の支えは、出前を引き受けてくれる上海亭。そんな上海亭に、今日も大量の昼食の注文が持ち込まれたが、いくら待っても出前は来ない。しびれを切らせた太田が上海亭に掛け合う。しかし、親父は「もう出た」の一点張り、売り言葉に買い言葉で断交状態になってしまう。
悪いときには悪いことが重なるもので、家庭菜園の収穫はすでに終了、備蓄の米も底を付き、魚は1匹もかからず、最寄りのコンビニは改装工事中という有り様。そうこうするうちに日は傾き、彼らが食料を得るには上海亭に頭を下げるほかなくなってしまう。
「野犬が出るから」と出前を渋る親父に、太田は護衛でも何でも引き受けるから来い、と2号機とともに飛び出した。しかし、飛び出した太田からの連絡もとれなくなり、後藤と遊馬、野明が出かけることになった。
留守番のシゲの元へ、太田とともに出向いた進士から謎の電話連絡。「ここへ来てはいけない・・・」その内容と進士の口調に、ただならぬ気配を感じたシゲは、整備班一同を引き連れ、上海亭へ突撃!
かねてから、特車二課への大量の出前に嫌気が差していた、上海亭のアルバイトのツトム。彼はその日、店の親父に叱責されたことで火がつき、途中で出前の料理を野良犬に与えて逃走。出前から帰らないツトムを探しに出た親父は、空の食器類のみを発見。それらを持ち帰ったすぐ後、太田からの電話が入ったのである。ヤツが来る! あわてた親父は、その食器を洗うことなく使用した・・・。
上海亭で、悶絶する太田と進士を発見した野明たちは、彼らを収容して二課に電話連絡を入れるが、シゲたちが出払った後ですでに手遅れ。そして野明たちが病院に行っている間に整備班が到着、飢餓状態にあった彼らは、その危険な料理を食い尽くしてしまった・・・。
かくして特車二課は集団食中毒により壊滅、世紀の恥を世間にさらしてしまったのである。