エピソード31
雨の惨劇

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あらすじ
世界の最新レイバーが一同に会する東京国際レイバーショウ。そこには次期パトレイバーに、との声もある篠原重工<AVS-98エコノミー>も出展されていた。
ショウは何事もなく終了し、警備に出動していた遊馬は<AVS-98>に試乗させてもらえるよう頼み込む。起動用には<アルフォンス>のディスケットが使用された。突如、そこに割り入ってきたトレーラー。太田と遊馬は運転手に移動を勧告するが、コンテナの中から黒いレイバー<グリフォン>が出現し、太田の2号機と遊馬が乗った<AVS-98>を襲撃!
それまでのレイバーからは、予想もつかない動きをみせる<グリフォン>。2機とも、あっという間に戦闘不能状態に陥ってしまう。野明は遊馬から起動ディスクを取り戻し、1号機を出撃させて<グリフォン>と相対することに成功。その野明機のデータこそが内海らの望むものであった。しかし、目隠し用に張られた煙幕が晴れてきたため、正体が知れぬうちに彼らは撤退を考え始める。それより一歩速く、熊耳が車を発見して避難勧告のため接近した。そして車中の内海を見ると同時に、驚愕する熊耳。「リチャード・王(ウォン)!?」とっさに腰に手をやる熊耳に向かって、内海の部下が発砲した。逃走する内海は、<グリフォン>に搭乗しているバドに退去命令を出す。
翼を広げ、雨空へ飛び去る<グリフォン>! 呆然とその姿を見上げる野明。この、わずか数分の間に第2小隊は壊滅的な被害を被っていた。