エピソード40
沿岸警備命令

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あらすじ
真夏の盛り、ある海岸地域の警備命令が第2小隊に下された。遙か古代に絶滅したはずの首長竜<プレシオサウルス>らしき生物により、漁船が沈められたのだ。早速、周辺住民の事情聴取などを開始する隊員たち。情報によると、近在の漁師たちは沖合いの御神体周辺にプレシオサウルス(彼らはプレッシーと呼ぶ)の営巣地があることを知っており、近づかないようにしていたというのである。
その話を聞きつけ、観光客があっという間に集まってきた。プレッシーはもとより、第2小隊の傍若無人な振る舞いに目をつけた桜山桃子などマスコミ陣も駆け寄って、海岸は大盛況である。
しかし、後藤だけはプレッシーがニセ物だと確信していた。住民が保護などを訴えるまでの反応時間が早過ぎる。そこで後藤は騒ぎを起こしている張本人たちが、何かリアクションをとるように仕向ける。
その夜、プレッシーが出現した。その実体は、海獣の着ぐるみに包まれた2機の水中用レイバー。想像以上に抵抗するレイバーに、キレた太田が立ち向かう! 周囲の浜茶屋を破壊しまくり、海中で電磁警棒を使うという大失態。しかしなんとか取り押さえることに成功した。事件の張本人は村の顔役と若者たち。町興しの最後の手段として、<ニセ海獣騒動>を企てたのだ。
翌日、夕べの騒ぎが嘘のような寂れた海岸で、第2小隊は夏休みをとっていた。