機動警察パトレイバーの42の情報・感想・評価

エピソード42
帰ってきた男たち
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あらすじ
首都圏を中心に続発している、レイバーによるキャッシュディスペンサー強奪事件。福島課長に連れられて現場を訪れた後藤は、そこで奇妙な落書きを発見した。“へのへのもへじ”のような絵なのだが、彼の記憶の中では、過去の事件と関連しているように思われた。しかし現場検証にあたっている刑事たちは、まったく注目しようとしない。後藤はそれが何だったのかと必死に記憶の糸をたぐっていった。そして、3年前に霞が関ビルで起きた爆弾テロ未遂事件の現場に残されていたものと、同じ絵であることを思い出す。 その事件の主犯は猿滑三吉。過去に第2小隊の活躍によって逮捕された、犬走(TV第9話)と猫渡(TV第24話)の先輩格に当たる頭脳派のテロリストである。服役していた二人の保証人のモンタージュ写真も、猿滑に似ている。キャッシュディスペンサー強奪事件の犯人は、この3人に間違いない! そう確信した後藤は、支払機に一番金が入っている木曜日に犯行が行われると考え、テロリスト3人にとって痛恨の場所である霞が関ビル周辺に第2小隊を待機させる。 深夜、まさに後藤の予想通りに計画を実行するテロリストたち。野明の<イングラム>は支払機の奪還には成功するものの、テロリストたちの連携も手際が良く、3人を取り逃がしてしまった。猿滑たちは二手に別れて逃走を図ることにする。しかし、彼らの顔にはなぜか満足感があふれていた。再会を誓いあう3人。お日さまの下を自由に歩けぬ彼らだが、その心は堅い友情で結ばれていた。