「今日はマナの誕生日なのに、何でパパは帰ってこないの!」ママと喧嘩して家を飛び出したマナは、可愛いけどちょっと不思議な子犬、緑茶犬リョクと出会います。一緒にいるだけで、マナの心を“ほっと”させたリョクは、茶野家の家族みんなを幸せにする不思議な力を持っていました
どんより曇る空と同じく、今日のママはお疲れ気味。ため息ばかりのママを、心配するリョク・・・。すると「ピン!」とリョクの尻尾が立ちました。何かひらめいたようですよ。スルスルとリョクが、ベランダの戸を開くと、気持ちのいい風が吹き込んで・・・
喫茶店「カサブランカ」のマスターは10年間出すあてのない手紙を書いています。 どんどんコーヒー缶の棚に手紙が溜まっていくの見たコーヒー犬・カフェは、ある夜、その手紙をどこかへくわえて、トコトコ歩いていきます。その数日後、『カサブランカ』に、やってきたのは・・・。
河川敷でサッカーをするいつも仲良しのソラと林君。でも、シュートしたボールが、草むらに紛れて行方不明になっちゃった!『パパからもらった大事なボールなのに・・・』ボールを捜すソラを置いて、悪いと思いつつも面倒臭くなって帰ってしまう林君でしたが・・・。 紅茶犬アールが気づかせてくれる、なかなか言えない"あの言葉"の力。
烏龍茶犬・ロンが住む『ロンロン軒』は、いつも大忙しの中華屋さんで、ご主人夫婦は、ラーメンやチャーハンを作り続ける毎日。可愛い赤ちゃんはいつも、ロンと一緒に遊んでいます。でも、ある日、ロンが赤ちゃんと一緒に遊んでいると、ビックリすることが起こります。いつも同じに見える毎日も、少しづつ何かが変わっていっている。
明日から春休み!・・・なのに、通知表をママに見せたら怒られて、落ち込んでしまったソラ。 帰ってきたパパも通知表を見て「う~ん」と厳しい顔。すると突然、リョクが「クシュン!」とくしゃみをひとつしました。いい香りのするくしゃみの中に、パパが見たのは、優しくて懐かしいあの場所の風景でした。
おつかい帰りのチャイの鼻先にポタッと水滴。みるみるうちに大雨です。チャイが駄菓子屋の店先で雨宿りしていると、そこに女子高生も飛び込んできました。佇む女子高生と犬一匹。すると「お前、帰るとこあるの?」と、チャイに話しかける彼女。なんだか、わけあり、のようです。
ママにお使いを頼まれたマナと緑茶犬リョクは、いつもとは違う道を通って帰ろうとするのですが、そこには、どかっと道の真ん中で眠る怖そうなブルドッグ"かおる"がいるではないですか! 足がすくむマナを見たリョクは、お手本を示そうと、かおるの脇を通ろうとするのですが・・・
路地裏の広場の土管の中で暮らす、お気楽な麦茶犬・ムハ。 毎朝、元気な新聞配達の少年の音で目覚めます。あれ、でも今日は、ちょっと違う。フラフラしながら自転車をこいで・・・危ないっ! あ~あ電柱に激突して気を失っちゃった。このままだと、夜明けまでに新聞が配れなくて怒られちゃう・・・ムハ、どうする?
マナの大好きな健ちゃんが、引っ越してしまいました。悲しくて悲しくて、泣いてばかりいるマナのところへ、健ちゃんの家に住むハーブ茶犬・ハナがやってきます。 リョクと一緒にスコップをくわえて、路地裏の公園にある大木の根元にマナを連れていくハナ。そう、そこには、マナと健ちゃんの大切な"ある物"が埋まっていたのです
いつも“忙しい”が口癖のパパ。今夜も一人、テーブルで遅い夕飯を食べていると、まだ起きていたマナがダダをこねます。「パパ、次の日曜日、遊園地に連れてって」「日曜も、忙しくてダメなんだ」「いつもパパ、そればっかり」、泣いてベッドに潜りこむマナを見て、ため息をつくパパに、リョクが思い出させてくれたのは・・・
駄菓子屋のおばあちゃんは、縁側で、いつも一人ぼっち。どことなく寂しそうなおばあちゃんを、のんびり屋のお茶猫サクラ・ラン・ミンは心配して、ちょっと不思議な夢をおばあちゃんに見せてあげることにしました。庭にある柿の木につまっている、おばあちゃんの大切な大切な思い出って?
出会いがあれば、別れもあります。ある決心をしたお父さんは、とうとう街を離れることに。いよいよ引越しという日、ベランダから街を見ているリョクはなんとなく寂しそう。もう出発なのに、なかなか動こうとしません。“リョク行きたくないの?” マナとリョクは離ればれになってしまうんでしょうか?