最強武将伝 三国演義の40の情報・感想・評価

エピソード40
劉備の遺言
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あらすじ
白帝城に逃げ込んだ劉備は憔悴しきっていた。そしてついに、諸葛亮を呼びつけ、遺言を託した。皇太子・劉禅(りゅうぜん)が皇位を継ぐに足る人物なら補佐をし、その器でないなら諸葛亮に皇帝となって欲しいという。諸葛亮は涙ながらに承知した。姿を現した趙雲へも別れを告げ、静かに息を引き取った。そして同年、長男劉禅が即位した。 劉備他界を知った曹丕(そうひ)は蜀攻めに踏み切る。諸方に呼びかけ5軍団を編成し、蜀を四方から攻撃することにした。 焦った劉禅は諸葛亮を呼び寄せようとした。しかし何度使者を出しても、諸葛亮は病であると言い張り出仕して来ない。溜まりかねた劉禅は自ら諸葛邸を訪れ、諸葛亮と面会をした。5軍隊が蜀に攻め寄せて来る不安を伝えると、諸葛亮は大笑した。既に4軍隊を退け、残る孫権の軍隊の対処を行うだけでよいと言うのだ。そして、その孫権には使者として芝(とうし)を送り同盟を結ぶことにした。芝は孫権を見事に説き伏せ、同盟を結ぶことに成功する。こうして曹丕の思惑は崩れ去った。 その頃蜀国南部では孟獲が反乱を起こしていた。度々の反乱のため、諸葛亮は自ら征討に赴いた。しかし、曹丕討伐も行なわなければならない諸葛亮は、馬謖(ばしょく)を参軍に任命し、孟獲征討を任せることにする。そして度々反乱を起こす孟獲を心から服従させ、反乱を起こさせないようにする決意をした。 趙雲と魏延は若い諸将を用いる諸葛亮に不満を持っていた。そこで2人で結託し、諸葛亮に手柄を見せ付けることを思いつく。こうして、趙雲と魏延は孟獲方の元帥たち、金環三結(きんかんさんけつ)、董荼那(とうとな)、阿会喃(あかいなん)を征伐しに行くこととなった。