エピソード48
妖怪の兵士

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あらすじ
孫権は呉の皇帝を名乗った。そして、蜀と共に魏を攻めると見せかけ、蜀と魏を争わせることにした。蜀の諸葛亮は、呉の魂胆を見抜いていたが、魏を攻め立てることにし、次々に勝利を収める。
続々と届く敗戦の報告を聞いた曹叡は、司馬懿を大都督とし、蜀の侵攻を防ごうとした。 長安攻略を目論む諸葛亮は、魏の大都督として出馬して来た司馬懿の戦略を次々に見破り、常に司馬懿の先手を取っていく。ついに司馬懿は籠城を余儀なくされ、蜀軍の食料が尽きるのを待った。諸葛亮は、長期戦は不利と判断し、すぐに漢中へ引き上げていく。
翌年の麦が実りかけた頃、諸葛亮は大軍を率いてまたも魏へ攻め寄せた。魏へ攻め込む際、何度も食糧不足を経験した諸葛亮は、戦地で麦を調達するつもりでいたのだ。これを見て取った司馬懿は、蜀軍に麦を刈り取らせまいと防備を固めた。
そこで諸葛亮は、自軍を妖怪に扮装させ、魏軍を混乱させた。そしてその隙に、麦を刈り取らせたのであった。
食料も豊富となり形勢は蜀軍有利となったが、魏と呉が同盟を結んだとの報告を受け取った諸葛亮は、兵を撤退させることにした。
蜀の撤退を悟った司馬懿は、猛将・張(ちょうこう)に追撃をさせるが、諸葛亮の伏兵により、矢に当たって落馬してしまった。