SFアクションです。
過剰な温暖化対策のために大地の大半が森に覆われてしまった近未来の東京、選ばれた市民だけが住むことのできる要塞都市アトラス、かつて大都市だった森の中で活動する反政府組織メタルエイジ、"経済炭素"のデイトレーダーである"カーボニスト"達・・・。
劇中用語がバンバン飛び交う中、主人公の少女・北条國子が特製の巨大ブーメランを武器に暴れ回ります。
そんな感じで中盤まではメチャクチャ面白いです。
エンディングは何となくハッピーな雰囲気を出してはいるものの、そこに至るまでの経緯を考えると倫理観に極めて問題のあるストーリーだと言えます。
とはいえ、それもインモラルな価値観を提示したくてやっているのではなく、単に面白さ重視でデタラメに展開してきた帳尻を合わせたためにそうなってしまったものと思われ、その破綻を恐れないストーリー展開が私には逆に魅力的に感じられたりします。（まぁ破綻を恐れない結果、破綻しているわけですが。）
