紫陽花

true tearsの紫陽花のレビュー・感想・評価

true tears(2008年製作のアニメ)
3.4
涙を失った少女が、周囲の人間を巻き込んで本当の涙を探す物語

岡田麿里さんって感じの脚本!
複雑な人間関係が描かれていて好きだ〜
しかし登場人物の大半がクソ野郎である。クソ野郎ではない主要キャラは石動乃絵と三代吉ぐらい。石動乃絵は頭のネジ飛んでるけどクソ野郎ではない。はず。
そんな感じだからどうも感情移入しきれなくて泣けなかったな
人間関係は好みだったけどキャラクターにあまり魅力を感じられず、少しもったいないなという印象

描写はかなり凝っていたように思う
白い雪と赤い雪、そして地面をそれぞれ登場人物のメタファーとして描写して何気ない動きに意味を持たせていた
鳥小屋と「地べた」、「雷轟丸」も比喩だったね
その上であのラストカットは結構良かった
恋愛アニメとして見ずに、登場人物たちの成長の物語として見るべきだったんだろうな
紫陽花

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