もこもも

化物語のもこもものレビュー・感想・評価

化物語(2009年製作のアニメ)
4.9
"唯一無二で面白いアニメNo.1"

大大大大大大大大大大大大大好きな作品
主人公である阿良々木暦が周囲の女の子に
降りかかる「怪異」の災難を解決していく物語
物語シリーズの構成は9割以上が会話やけど、
その会話劇が西尾先生のセンスによって
知的でユーモアがあるものとなっていて
物語シリーズの面白さに繋がってる

シャフトの演出と作品も完全にマッチしてる
セリフは全て原作に忠実なのも、
アニメでは尺的に描けない内容を
文字や演出によって表現しているところも
原作への尊敬があって、だからこそ
ここまでの唯一無二な作風になっている

名言や頭に残るセリフが1人のキャラではなく
全てのキャラから出てくるのも魅力
登場人物達の会話が理解できる日本人として
生まれてきて良かったと思う程に素晴らしい
キャラクターも最高に魅力的
常人なら壊れてしまうほどの経験を
乗り越えたからこそ物語シリーズの
キャラクターはこんなにも眩しくて力強い
特に戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、忍野忍が好き
物語としては猫物語(黒)、傾物語、
鬼物語、終物語下が特に大好き

好きなシーン、セリフはあまりに多すぎる
するがモンキーの忍野メメの「いいよ」は
あまりにもかっこよくて震えた
猫黒の「そして僕は、階段を登る」とか、
猫白の「ただいま」とか
花物語の「お前は、青春をしたんだ」とか、
各物語の締め括りの台詞もほんま素晴らしい
化物語を見た時は、戦場ヶ原ひたぎの恋人には
阿良々木暦しかいないって感じたけど、
物語シリーズを観ていくと阿良々木暦の彼女には
戦場ヶ原ひたぎしかいないことがよく分かる

OP.EDだけでも曲数が多いけど
全て完成度が高いし、どれもほんまに大好き
OPは物語のヒロインが歌ってるけど、
これもまたメロディーも歌詞も素晴らしくて
『staple stable』ではメロディーで
ひたぎの透き通る透明さやクールさを表現し、
歌詞では女の子らしい恋の模様を表現し、
『帰り道』ではメロディーで
真宵のかわいらしさや明るさを表現し、
歌詞では会う人に「あなたのことが嫌いです」
と言わなければならない真宵の悲しさ、
彷徨い続けていた哀しさを表現していて
すべてのOPでメロディー(神前暁さん)と
歌詞(meg rockさん)の両方からキャラクターを
奥深く表現していることには敬服せずにいられない

オーディオコメンタリー:6周目
あとがたり:5周
アニメ音声:1周
物語シリーズが面白すぎるし、大好きやから
睡眠前に聴いて毎日この作品と触れている
オフシーズンとモンスターシーズンも
めちゃめちゃに気になってるけど
アニメ化に望みをかけてあと少し待とうかな

「流行るといいよな 戦場ヶ原蕩れ」
もこもも

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