構成も映像も戦闘もストロングスタイル
最終回の最終シーンで着地点がわかった。
異界&NYというパンチのある世界観とは裏腹に、基本ほのぼの日常なライトなテンション感で話が進んでいく。
ライトなテンションのまま、原理のわからない術を使って正体不明の異形の者と戦う。バカ強い。そして術がバカかっこいい。
設定に関する説明台詞はほぼなく、毎話の登場人物達の日常会話で徐々に知っていくことになる。
全12話を起承転結でいうと、
起起承承 承承承承 承承転結。
11話で突然世界観の核心に触れ、ジェットコースターのように終わっていく。
最後までストーリーの構造を理解するのに必死で感情は置いてけぼりを食らったけど、意味深な台詞やおしゃれな音楽演出で押し切られ、最後まで見てしまった。
6話だけは話がわかった。よかった。
原作漫画は映像演出の魅力での惹きつけテクが使えないだろうから、もうちょっとわかるように書いてあるのだろう。