このレビューはネタバレを含みます
恐れるべきは感情の起伏がワンテンポ遅れるようになってきたこと…
将来どうしても元気が出ない日がきっとあるはずだけど、そんな日に押し付けられる 『ポジティブ』という聞こえのいい言葉の皮をかぶった 『現実逃避』『責任放棄』そんなものに惑わされてはいけないよ
何も状況は変わっていないのに、一時的に解き放たれた気分になるあれは…きっと心の防衛本能
世界中で誰よりもよく理解しているはずの自分のことも信用できないのに、他の何者かを信じる余裕なんて、全くない
ふと、俺は何をやっているんだろうとか、こんなことをしている場合なのかとか、何をしていても思う時はある
別に俺がどこで何をしていようと、世の中なんにも変わらないし
明らかに無駄な時間を消費している最中の罪悪感は、他の誰でもなく、自分に対してのものなのだが、かといって有意義な時間の使い方も分からない
どこも痛くない時の幸せってさ… どこか痛 い時にしか気づけないものだよね
悩みってさ…いつのまにか漠然とした不安 に変わってるんだよな
最終的に少しでも幸せだと思えるなら、きっと間違ってなんかいないんだよね
誰かのために生きることは出来なくても、誰かのせいにしない生き方を選べたら、素敵だね
よい子のみんなが、これから知っていく難しい言葉のほとんどはね、上手に言い訳するためにあるんじゃないかなって、お兄さんはたまに思うよ