ぞみ

約束のネバーランド 第2期のぞみのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド 第2期(2021年製作のアニメ)
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アニメは2期から観ました。ドン役植木慎英さんという方がとても気になったので。1期についてはゼブラックというアプリで無料で読むことができたので、そこで原作を読んでから、臨みました。グレイスフィールドを脱出したその後を描くアニメ2期。ここについては原作の方は読んでいませんが、どうやら原作とアニメは話が違う…?と噂で聞きました。気になる。アニメ1期も気になるところだけちょこちょこ観て、ずっとレイ推しでしたが、2期を観て一気にノーマン推しになりました………ノーマン…………

最後、農園による支配、食用児の制度が撤廃されたことを象徴するように、木が生い茂るグレイスフィールドが映されましたね。死を彷彿とさせるようなあの大きな柵にも葉が絡んでいて、祈りを捧げるための花には蝶がとまる…この最後の静かな描写だけで、すごく救われた気がしました。細かい過程とかは原作で読めるのでしょうか。物語が壮大すぎて、詰め込むの大変だったのかな。原作が酷評だったのでアニメにはしなくていい、って本当に作者が言っていたんですか?誰か有識者教えて…

人間の世界で暮らしているドンの私服がかっこよくて泣きました…


追記(2021.5.1)
原作全巻読みました。めちゃくちゃ泣いてしまいました。アニメを観といてアレなんですが、やっぱ漫画って良いですよね…線がとても美しいというか、味があって素敵だし、迫力のある演出というか…1コマ1コマに魂が入っている感じがして…。もちろんアニメもカラーで綺麗な作画と音楽で素敵な演出だったのですが…私はやっぱり漫画の勢いと繊細さが好きでした。あと、アニメで気になっていた「エマがワガママ」問題は…これ、原作だとエマの判断に対する葛藤がきちんと描かれていたし、エマは全然わがままじゃなかった…!"それがみんなが幸せに生きていける未来への最善"だったし、それでもちゃんと悩んでいたし責任も感じていた…それをアニメでは描けず、ただのわがまま少女とそれに付き合ってしまう周り、みたいな感じがしていたのかと…!漫画の方ですごく好きだったユーゴのエマへのセリフ「大切なのは判断の後 下した判断を正解にする努力」「判断だけで決まるのなら人生は賭け事になっちまう」「自分の判断を信じろエマ そしてそれでどんな結果が出ても前へ進め」これが…!!!これがあればエマへの共感、物語の感動は変わったのではないかと…!尺的に仕方なかったのかもしれないけど、なぜユーゴをいなかったことにした…!涙 原作のラスト、しんどかったのでアニメの終わり方も良いとは思うけど…!でも…!やっぱり原作の方が丁寧なぶん、境遇も運命も何もかも違う彼らに共感できたんだと思います。原作すごく面白かった。読んでよかった。アニメだけで終わりにしないでよかったと心から思いました。てーか"約束"のネバーランドなのに1番大事な"約束"のエピソード全部丸ごと無かったことにするのどうなの!?そしてやっぱりゴールディ・ポンドのエピソードはアニメで観たかったな…残酷極まりないけど、あの音楽がどんな感じなのかとか気になる…GPあたりはすごく怖くて印象的で、子どもの頃に見た悪夢のような話だな…と改めて約ネバの世界観の恐ろしさを確認したエピソードだったので…

そしてノーマン…!皇帝!!本当に14歳か!?発育発育!海外だと14歳ってそんな大人っぽい!?アニメ2期でノーマン推しになってしまった私だが、原作読んだらやっぱりレイも好き!!!となった笑

じわじわとOP曲である秋山黄色さんの「アイデンティティ」の曲の良さがきている…この曲、素晴らし………
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