舞-乙HiMEの18の情報・感想・評価

エピソード18
ホワイトアウト
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あらすじ
ヴィント市内で勃発したシュヴァルツによる騒乱は収まり、市内は徐々に平穏を取り戻しつつあった。騒乱の元々の首謀者・ナギは、シュヴァルツから市民を解放したヒーローとしてあがめられ、軍部と風華宮、ガルデローベの掌握にまんまと成功する。そして治安維持の名目で、貧民街に住む者たちがヴィントから追い出されると、アリカとはぐれたマシロは、彼らに紛れ、ヴィントから脱出するのだった。しかし、自らの正体を隠し、一行と砂漠を進むマシロは、終始耳にする自分の評判の悪さに、いかに自分が女王として恨まれていたかを気づかされることになってしまう。いつ自分の正体がばれるかと不安に苛まれながらも、難民たちと行動をともし続けるマシロだったが、しばらくして難民一行のなかから、マシロの女官・アオイが発見される。女王への怒りをあらわにする難民たちは、すぐにアオイを引っ立て、ヴィントから追い出されたのはすべての女王のせいだと非難し、どこかに隠れている女王を差し出すよう命令する。マシロは、アオイを助けようと近づくが、難民たちのあげる怒りの声に脚がすくみ、声も出せない。そんなマシロの姿に気づいたアオイは、自らの口を封じるかのように、崖の下へと身を投げてしまうのだった。難民たちが歓喜の声をあげるなか、マシロは、自分のせいで命を断つ決意をしたアオイに、たまらず砂漠へと飛び出す。アオイと過ごした日々、難民たちに非難された自分の女王としての行動が走馬灯のように頭を駆け巡る。だが、どこへ行くあてもなく走り続けたマシロは、やがて力尽き、砂の海へと埋もれていくのだった。