エピソード24
あなたのために…。

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あらすじ
エアリーズの軍港を強襲したハルモニウムの攻撃。そのハルモニウムの脅威を目の当たりにした各国は、アルタイと同盟を結ぶべく次々とヴィントへと入国していた。だが、攻撃を受け、ナギから恭順を迫られたエアリーズは、ナツキたちと協力し、反撃の決断を下す。早速行動を開始したナツキは密かにヴィントへと戻り、ガルデローベを奪還しようと秘密裏に計画を練るのだった。その頃ニナは、エルスの遺品のなかから発見されたニナとアリカ宛の手紙をマリアから受け取る。ガルデローベでニナやアリカと出会えたことや、シュヴァルツの命令さえなければ、ずっとふたりと居たかったと書かれた手紙に、自分の手でエルスを葬ってしまったことに涙するニナ。自分がエルスだけでなく、これまでにたくさんの人たちを犠牲にしてきた行動に、ニナは後悔の念を浮かべるのだった。そしてニナはこれ以上悲劇を繰り返したくないと、セルゲイに訴え、オトメの資格を奪うように迫る。父としてニナを支え続けてきたセルゲイは、ニナの突然の行動に戸惑いを隠せなかったが、やがてニナの想いを受け入れるかのように、口づけをかわすのであった。ナギの野望を叶えるためとはいえ、ニナに苦しみを与えていたと感じたセルゲイは、ナギを止めようと決意する。自分の憧れたレナ。その亡骸が使われたレナサーバーへの元へと向かうセルゲイ。しかし、サーバー破壊を阻止しようとしたスミスを撃ち殺した瞬間、ナギに撃たれ、その場に倒れてしまうのだった。セルゲイ瀕死の報告を受けたニナは、セルゲイの姿に狂乱し、泣き崩れる。だが、自分がセルゲイを撃ったことを隠し、ニナの側へとやって来たナギは、ハルモニウムがセルゲイを救ってくれるだろうとそそのかす。ハルモニウムを使うことを後悔しはじめていたニナだったが、皮肉にもセルゲイによって、戦いへの気持ちが彼女の心を揺り動かす。セルゲイのためなら世界を敵に回すこともいとわないと、ニナは再びハルモニウムを起動することを決断するのだった。
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