ゲゲゲの鬼太郎(第6作)の56の情報・感想・評価

エピソード56
魅惑の旋律 吸血鬼エリート
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あらすじ
ねずみ男はギターを奏でる怪しい男から、手を組まないかと持ちかけられる。彼の名前は吸血鬼エリート。将来国の中枢を担う少年ばかりを襲い、下僕にしてから社会に送りだし、彼らを通して世界を裏で操ってきた妖怪だった。彼は、この壮大な計画の邪魔をする鬼太郎すら部下にしようと画策していた。法外な謝礼に目が眩み、ねずみ男は助力を快諾するが…?
コメント2件
slow

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鬼太郎の元祖となる墓場鬼太郎の時からずっと登場してきた名妖怪・ジョニー。 5期鬼太郎では曲が妖しげで素晴らしかったが、今期のジョニーの曲は覚えにくく印象には残らなかった。 しかし、ねずみ男と共通する相手だったり、エリートを憎み、今まで世を混乱に陥れてきたとか、設定が詰め込んでて、人間や妖怪を操り、鬼太郎達をあと一歩のところまで追い詰めり、かなりの手練れになっている。 ねずみ男を始末したのに生きてたことを知ったジョニーの内心生きてて安堵したような反応がよかったし、自分と似た境遇のねずみ男を鬼太郎に始末させようとしてる場面もジョニーが内心葛藤してる表情もよかった。 最後のねずみ男だけが彼の本当の名前を知ってたこと、「彼は逃げないから撃たなくていい」みたいなやり取りもよかった。 彼の屋敷が燃えたあと、画面が暗転する一瞬、霧に包まれる演出はおそらく墓場鬼太郎の時の彼のあだ名「霧の中のジョニー」の意味を含ませたのだろう。 ジョニーの回をちゃんと描いてるあたり、墓場鬼太郎をリスペクトしてる今期は墓場鬼太郎好きの私にとっては名作だ。 そして鬼太郎が人間を守る理由を今回でもつぶやいてたのも凄くよかった。 水木は鬼太郎の人生観に大きく影響を与えた人物だったことがわかる。 ゲゲゲの謎を見た後に見るべし。
かん子

かん子

このコメントはネタバレを含みます

吸血鬼エリ-ト