エピソード21
火災旋風の恐怖

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あらすじ
MRRの隊員たちにテストの答案が返却される。太陽の得点はなんと100点。しかし、それは4教科の合計得点だった。一方、エースは全科目で満点。成績が思わしくないレッドウイングスはエースを先生として補習授業を受けることになる。エースはレスキューに必要な知識として、火災旋風について講義をする。憮然とした態度の太陽は彼の優秀さを疑っていた。エースは皆に隠れて何か仕掛けがあるに違いないと思い込んだ太陽は、エースの行動を覗き見する。そこで目にした彼は、ずる賢いことをしたり、ごまかしているわけではなく、また高らかに吹聴しているような天才でもなかったのだ。毎日遊ぶことを我慢し、ファイヤーロボの点検と掃除を欠かさない努力家だったのだ。
その翌日、製油所火災のレスキュー出場命令が下る。太陽はマリーから、実はエースは太陽のことを誉め、認めているということを聞かされる。天才的なレスキューの才能を持つ太陽に及ばない、エースはそれを自覚しているからこそ努力し続けていたのだ。
製油所の火災はエースの的確な指示で鎮静化へ向かっていた。そんな中、工場見学中に巻き込まれた子供の救出に向かうエースと太陽。逃げ遅れた子供を救助する途中、太陽は避難路に危険を感じる。その直感に従おうとする太陽を制し確かめに行くエースは、豊富な知識から火災旋風が起きると確信。彼らが避難路を変更した途端、火災旋風が発生する。一時は危機的な状況かと思われたが、ファイヤーロボたちの協力で無事に生還することができた。自分の直感でレスキュー完了したと自慢する太陽に、エースの判断力によって火災旋風に巻き込まれずに済んだことも忘れてはならないと、ファイヤーロボとジェットロボが諭す。その言葉にエースの努力を心から認める太陽だった。