エピソード34
大地の母でございます

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あらすじ
映画の撮影現場からMRRに出場要請が入る。その出場先はなんと、人気女優・穂村冴子主演のドラマ「忍者ママ・THE・MOVIE」の撮影現場だった。山の爆破シーン撮影のため、安全を考慮して要請が入ったもので、他のチームの羨望をよそに、出場が決まったイエローギアーズのメンバーは、憧れの冴子に会えると気もそぞろ。現場に到着し、興奮のあまりサインをねだる子供たち。しかし冴子はそんな彼らを気にも留めず、なんと大地に抱きついてしまう。冴子は実は、大地の母親だったのだ!
愛息子との久々の再会を喜ぶ冴子。その様子を見ていたスタッフは、怪獣と子役スタントが間に合わないため、映画に出てくれないかとイエローギアーズに依頼する。長官もその依頼を承諾し、イエローギアーズは映画に出演することになった。しかし、海は映画に魂を売ったという噂で有名な堀田監督と穴尾プロデューサーが仲間たちに無理難題を押しつけないか心配をしていた。
大地は少年忍者、ショウはバカ殿、小百合は捕らわれの姫、ケンはセーラー服を着た忍者ガールズレスキュー役と配役も決まり、張り切って撮影に臨むメンバーたち。しかし海の心配は的中し、滝つぼ落ちや火事からの脱出など、監督からめちゃくちゃな注文ばかりつけられてしまう。
その頃、ハザード大佐は冴子をデザスターに引き入れるため、現場に潜り込み、撮影用の火薬をデザスター製の強力な火薬にすり替えていた。
午後の撮影シーンでは、ドリルロボは謎の虚無僧、サブマリンロボは怪獣を担当し、スムーズに進む。そんな中、冴子のファンだったハザード大佐が撮影現場へ乱入し、彼女を災害活動に勧誘するが、もちろん断られてしまう。怒り狂ったハザード大佐はガラゴロを呼び出して山に設置した火薬を爆破。その衝撃で土砂崩れが発生し、ADの梅田が岩穴に閉じ込められてしまう。小百合とケンはギアダンプをロボモードに変形させ、ドリルロボと共に攻撃を仕掛ける。その隙に大地は梅田を救出するためドーザーロボと崖へ。大地のレスキュー活動を見ていた冴子は、常に危険と隣り合わせであるMRRの仕事をやめさせようとする。しかし大地は「必要としている人がいる」と彼女を振り切って、ドリルロボにハイパー合体を指令、ガラゴロを一気に片付けるのだった。
結局デザスターの登場で撮影続行は不可能となり、大地と冴子の親子共演は実現しなかったが、たくましく成長した息子を思う冴子と、母親を思う大地の心には大切な思い出が残ったのだった。