エピソード43
大地の決心

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あらすじ
MRRではジェイの入隊を祝してパーティが行われることになった。ジェイにはバレないように準備を進める隊員たち。しかし大地はその準備に気持ちを向けることはできなかった。実はその日、久しぶりに実家に呼ばれた大地は、そこで病に倒れた父の雄大と再会していた。彼は、大地にMRRを辞めて自身の経営する速水重工を継いで欲しいと願っていたのだ。大地はMRRに残るべきか、それとも実家に戻って会社を継ぐべきか悩むが、実は父の病気は大地を連れ戻すために両親がついた嘘だった。もともと気の弱い性格を直すために大地をMRRに入隊させた両親だったが、立派に成長した彼の様子を見て、そろそろ戻ってきて欲しいと願っていたのだ。
翌日、ジェイの歓迎パーティが開催された。太陽はボンを使った腹話術、鈴の中国武術など、それぞれが得意な隠し芸を披露する。大地はその様子を見ながら父の言葉を思い出していた。世界中の働きたくても働けない人々に技術と場所を提供する。それも人助けのひとつの考える雄大。その考えも理解し、親孝行がしたいと思った大地は父の申し出を受け容れる決心をする。そしてその翌日、大地は辞表を提出し黙って宿舎を後にするのだった。
実家に戻った大地は、雄大が手がけてきた加工の仕方によってその素材自体がエネルギーを放つ特殊鋼材を見せてもらう。しかし、そこには鋼材を狙ったガラゴロがすでに侵入していた! 大地は両親を連れて非常口に逃げ込む。到着したマシンコマンダーロボとVステルスロボ、イエローギアーズに両親を預ける大地。雄大の夢を壊そうとするデザスターに対して怒りを感じた大地は、小百合から受け取ったKボーイでドリルロボとコマンダーロボにVモード合体を指令。ガラゴロ3体を倒すのだった。
両親だけではなく、世界中の人を守りたいという大地の気持ちを知った母の冴子は、大地を連れ戻すことを諦め、すべてが雄大が仕組んだ芝居だったことを告白する。そして大地と雄大はそれぞれの場所でお互い頑張っていくことを誓うのだった。