エピソード26
湯けむり奪還温泉紀行!?

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あらすじ
温泉で失くした指輪の奪還を依頼された奪還屋。蛮と銀次は車で目的地へと向かう。
温泉で久しぶりの骨休めができそうだ!とはしゃぐ銀次に対して
「ったく、遊びにいくんじゃねぇンだぞ」
と蛮はたしなめるが、その言葉はどこかしら明るかった。
いつもこんな仕事だったらいいのにと頷きあう二人だったが、しかし――。
車内には蛮と銀次だけではなく、ヘヴンにポール、更に夏実まで同乗しているではないか。
「経費はたっぷり貰ってんだろ?いつも面倒みてやってんだ、固いコトいうな」
「私は仲介屋。依頼人にあんた達を紹介した責任があるもの。一緒にいくのは当然でしょ~?」
…と、何かと理由を付けて、温泉旅行に便乗してきたのであった。
そうして『奪還屋御一行様』と大きく書かれた旅館に辿り着く一同。
すぐさま、張り込みと称して温泉に入る蛮と銀次だったが、そこに隣りの女湯に入ってくる音が――。
夏実とヘヴンが入ってきたのではないかと想像ずる二人。しばらくの後、男湯と女湯を隔てる垣根に取りつく 蛮と銀次の姿があるのだったが――。
© 青樹佑夜・綾峰欄人・講談社 / チーム奪還屋