エピソード29
女神の腕を奪り還せ!

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あらすじ
「どうせ今回もヤバイ筋からなんだろが!」
ヘブンの持ってきた仕事に文句をつける蛮。それに対して
「ちょっと!せっかく仕事を仲介してあげようって言っているのに、何その態度!」
とヘブンは怒りをあらわにする。 いつものように喧嘩がはじまるが
「どうせ引き受ける事になるのに…」
とのポールの言葉通り、結局ヘブンの依頼を受けそうになる奪還屋。
そこに現れたのはクレイマン。蛮はあっさり新たな依頼者になびき、ヘブンを追い返して依頼内容を聞く。
クレイマンによるとミロのビーナスの『失われた腕』が見つかったのだという。
「今、ビーナスの腕はある小島のオークション会場に向かっている。あれが会場で待つ本体のレプリカとつなぎ合わされば ビーナスの持つ神秘的な美は失われる。…その前に奪り還してもらいたいのだ『永遠の美』を…。」
オークション会場へ向かう豪華客船の出発港は沖縄。
「そこのお兄さん方、何ぞお困りでっか?」
蛮と銀次はそこでつけヒゲや眼鏡で下手な変装をした笑師に遭遇したのであった――。
© 青樹佑夜・綾峰欄人・講談社 / チーム奪還屋