エピソード35
命の炎を奪り還せ!

拍手:0回
あらすじ
相変わらず、街頭でビラ配りに励む蛮と銀次。
…だが、いつもと違って銀次の様子がおかしい。
聞けば、夕べ変な”夢”を観たのだという。 それは、銀次が子供の頃の、無限城での思い出の夢だったのだが……。
そんな折、ヘヴンからの依頼が舞い込んでくる。 今回の依頼は、少女の為に輸血用の血液を奪還するというものだった。 その少女は、I�☆ぢボンベイブラッド」と呼ばれる何万人に一人しか存在しない特殊な血液の持ち主で、手術をするために何とか用意されたものが、 何者かに強奪されたのだという。少女の状態は切迫しており、早急に手術をしなくてはならない状態であった。 だがもはや血液銀行にストックは存在せず、”奪還”する以外にもう手段は無いのだった――。
「来月……誕生日なんです。……プレゼントは子犬が良いって……一年も前から約束してましてね……」
依頼人の少女の祖父のその言葉に、何かを感じる銀次。 そして、自分から
「この依頼は俺達が確かに引き受けたから!」
と言って少女の祖父を安心させるのだった。 そんな銀次の様子を静かに見つめる蛮。 果たして奪還は成功するのか――!?
© 青樹佑夜・綾峰欄人・講談社 / チーム奪還屋