GetBackers 奪還屋の36の情報・感想・評価

エピソード36
運命の子供たち
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あらすじ
HONKY TONKにサイドカーで乗りつける卑弥呼の姿があった。 ヘヴンに呼ばれ運び屋としての仕事をこなしに来たのである。 店には、蛮と銀次の姿もあった。今回は二人との共同戦線を張る予定だったのだ。 「頼みます! あの子を……息子を奪り還して下さい!!」 そう叫ぶ依頼人の長野夫妻は、憔悴し切っていた。 聞けば、夫の雄一郎は実は清川財閥の一人息子だったのだが、父・高雄とソリが合わず、 その反対を押し切って妻の真紀と結婚し家を飛び出したのだが、 その父が、生まれたばかりの息子を奪って行ったのだという。 「父は僕の代わりに息子を連れて行ったんです。今度は、言う事を聞く後継者を育て上げるために……」 と、その話を聞いて、卑弥呼は動揺し、コーヒーカップをとり落としてしまうのだった。 しかし、 「その依頼、受けるわ」 と決意の表情で言う卑弥呼。けれど、 「お前はやめとけ、卑弥呼」 蛮がそんな卑弥呼を制止する。今回は俺達だけでやると言い、 「……この仕事、冷静にできるのか?」 「――!」 その指摘に動揺するものの、卑弥呼は蛮を睨みつけつつこう言い放つのだった。 「あんたが止めても、あたしは行くわ」 その言葉に、ため息をついて依頼を受ける事を宣言する蛮。 そして、父がいるという屋敷に辿り着く蛮&銀次、そして卑弥呼の三人だったが――。