エピソード46
ブレイン・トラスト

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あらすじ
なんとか敵を退け、ゲンの薬屋に戻ってきたのは蛮、卑弥呼、士度、そして花月と十兵衛の五人であった。 しかし、士度と卑弥呼は戦闘不能状態となってしまっていた。
「た、ただいまっ」
そこに、実は道に迷っていただけで敵とも出会うことの無かった銀次が、冷や汗を流しながら戻ってくる。 見ると銀次の後ろには、なんと赤屍が立っていたのだった。
「ヘヴンさんにここの場所を聞いていたのでね。銀次君とご一緒してきました。」
実は皆が戦っている最中に、HONKY TONKには MAKUBEXがアーカイバの端末を使って送信したメールが届いていたのだった。そのメールにはMAKUBEXがいる現在位置を示した地図が添付されており、 それを銀次たちに伝えてくれとの内容だった。しかし、メールが送られた直後、無限城と外部との回線はレンの手によって断たれてしまい、 薬屋にそのメールを転送することができなくなってしまっていたのだ。そのため、ヘヴンがとった行動は、そのデータを直接届けるというものだった。 つまり赤屍にデータの入ったフロッピーを渡し、それを運ばせたのである。 そして、そのフロッピーのデータをパソコンに表示した一同は、息を飲んだ。
「これは…ベルトライン!?」
何とそれは、無限城・中階層に広がる無法地帯の一角を示す地図なのであった。
© 青樹佑夜・綾峰欄人・講談社 / チーム奪還屋