エピソード48
宿命の対決、蛮VS赤屍

拍手:0回
あらすじ
一度は柾の前に倒れた銀次だったが、電撃を吸収し、何とか動けるまでに回復した。そしてバビロンシティ の住民の一人である翳沼沙羅衣(かげぬまさらい)の導きによって、銀次と蛮はレンの作ったバーチャルの迷路を抜ける。 途中、遭遇した火生留と叶を退け、アーカイバへと続く大きな扉の前にたどり着く二人。
その扉の前には、柾と赤屍が待ち構えていた。やっぱり裏切りやがった、という蛮に、請け負った仕事は 終えたのだから好きにして構わないでしょう、と言う赤屍。彼は最初から、100%の雷帝と戦うために無限城に 来ていたのだった。その赤屍の前に蛮が立ちふさがり
「お前の相手はオレだぜ。あっちはあっちで、決着 着けなきゃなんねえらしいからな。」
そう言って、バトルをはじめる二人。その向こうで、 銀次と柾が対峙していた。銀次に対し、雷帝を捨てたお前には、ここで何が起ころうと関係ないだろうと問う柾。 それに対し、
「確かにオレは、一度、無限城を出た。だからこそオレは、もう二度とMAKUBEXを…みんなを置いて 逃げるわけにはいかないんだ…。」
と答える銀次。すると柾は、お前は変わらない、と銀次に言うのだった。 その言葉に、あなたも変わったようには見えないと銀次は答えるが、柾は、その言葉を否定する。
「いいや、お前の知っている来栖柾は、仮面を被った裏切り者だ…。」
驚く銀次に、柾は続けて、
「本当のオレはロウアータウンを監視し支配下に置くよう、ブレイントラストから派遣されたものだ。」
そう告白するのだった―! 一方、バーチャル空間の別の広間では、皆と別れた十兵衛が、雨流俊樹と対峙していた。VOLTSに加わる以前、 花月をリーダーとする風雅の幹部として共に戦った二人が 、かつての因縁を決する時が来たのだった…。
© 青樹佑夜・綾峰欄人・講談社 / チーム奪還屋