エピソード121
奇跡をよぶフィールドの鷹

拍手:0回
あらすじ
自分の後ろには、いつでも友達がいてくれた。その本当の意味に気づいた翼は、石崎から渡されたパスに合わせてドライブシュートを打ち込んだ。しかしこのシュートはいつもと違って低い弾道でゴールに向かっていく。斜めに回転したボールはグラウンドにワンバウンドし、急激なスピンでネットに突き刺さった! 得点は4対3。南葛はついに逆転ゴールを決めたのだ。優勝へ一歩近づいた南葛だったが、ここにきて翼が意識を失い退場してしまうという事態に。残された南葛イレブンは、翼に負担をかけ過ぎたぶん、何としてもこのリードを守り切ろうと誓い合うのだった。いっぽう医務室に運ばれた翼は、目を覚ました瞬間にグラウンドへ戻ろうと立ち上がる。勝利への執念、そしてブラジルへ渡る夢。それだけが、今の翼を突き動かしていた。
(c)高橋陽一/集英社・エノキフイルム・テレビ東京