白湯

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第2クールの白湯のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作はわりと評価が低い。それは自分も同感で、懲罰房での戦いとかヘビーウェザーのあたりがなんか盛り上がりきらないし、ツッコミ所が多くて納得しきれないからだと思う。原作準拠に名高いジョジョのアニメでは内容がかわるはずもなく、アニメでもわりとそうだった。

だがしかしッ!今回の6部アニメ!ラストが全てひっくり返した!
スタッフはわかっていた。BLEACHしかり、シン・ウルトラマンしかり、「歴史の積み重ね」は全てを凌駕すると。ラストバトルの作画、演出、音楽、そしてそれらが作った盛り上がりはジョジョアニメ史上最高のカタルシスをもたらした。
名BGM名曲ラッシュは天気の子ばりに行われたが、ジョジョならばそれでいい!それがベスト!「来いッ!プッチ神父!」の作画もいい。
そしてもちろん新OP。「極刑の神よ」のとこのプッチが好きです。特殊OPのときの下から生えてくる承太郎はなんか笑うが、そこからの演出には文句が言えない。まさに歴史の積み重ねという棍棒で我々をタコ殴りにして感動させてくる。
そしてそしてラストのED!荒木先生が言っていた「シルエットでわかるキャラデザ」を体感できる映像は10年間、我々がジョジョに感じ、ジョジョで積み上げてきた感情をギュッと丸めた超高エネルギー弾をゼロ距離で食らわせた。シルエットというのがなんとも、なんだろう、フフ、その……よく言語化できないんですが……「勃起」しちゃいましてね。EDだけリピートして泣いてました。
終わりよければすべて良し。6部は最高!7部はよ!
白湯

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